ボクシングの元世界チャンピオン、亀田興毅さんら3兄弟が国内で試合ができなくなる不当な処分を受けたと訴えた裁判の判決で、東京地方裁判所は、処分が違法だったとして、JBC=日本ボクシングコミッションや理事長らに対し、合わせて4500万円余りの賠償を命じました。 計量で失格となった相手との試合で次男の大毅さんが敗れた際に、世界王座を失うかどうかJBCと見解が分かれ、信用を傷つけたという理由で処分を受けていました。 31日の判決で東京地方裁判所の谷口安史裁判長は「亀田側は正確な情報を発表しただけで、ルールを十分に確認しなかったJBC自身に原因がある。処分は裁量権を逸脱し違法だ」と指摘しました。 そのうえで「違法な処分によって3人は国内で試合を行えず、ファイトマネーや興行収入を得られなくなった」として、JBCや理事長などに対し、亀田3兄弟と所属会社に合わせて4550万円を賠償するよう命じました。 裁