新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染者が東京都で確認されたことが16日、わかった。東京都内で、空港検疫以外でオミクロン株の感染が確認されたのは初めて。 都によると、感染が確認されたのは20代女性。空港検疫では陰性で、自宅待機中にオミクロン株の陽性が確認された。 この女性の濃厚接触者に認定された都内の20代男性も新型コロナ陽性が確認された。PCR検査の結果、「デルタ株」に見られる変異が検出されておらず、都は、濃厚接触者の男性もオミクロン株に感染した可能性が高いとみてゲノム(全遺伝情報)解析を進めている。 都によると、濃厚接触者の男性は今月12日、川崎市等々力陸上競技場でサッカー天皇杯の準決勝を観戦していたという。都は周辺にいた約80人が濃厚接触者に当たるかどうかも調べている。