住宅ローン「6月危機回避へ早めの相談を」銀行呼びかけ2009年6月3日3時1分 夏のボーナスシーズンを前に、住宅ローンが返せない世帯が急増する「6月危機」に備える銀行が出てきた。リストラや賞与減で借り手の収入が揺らいでいるからだ。金融機関側は、せっぱ詰まって返せなくなる前に早めに相談してほしいと呼びかけている。 「去年からの『派遣切り』や賞与の減額で、この先、住宅ローンの延滞が出てくる。前もって準備しておかないと、取り返しがつかない」 第二地方銀行協会長の小島信夫・京葉銀行頭取は、そう心配する。返済額が増える6〜7月には、何とかやりくりしていた世帯が限界にくる可能性があるからだ。 京葉銀は2月、住宅ローンの返済計画の見直しを支援する専門部署を立ち上げた。地区ごとに返済見直しの相談会を開催。住宅ローンを借りた顧客の口座について、給与が今まで通り支払われているかなどを点検。支払いが苦しくなりそ