何をしているかわかりますか? 正解は、バッタに食べられようとしているのです。 何を言っているかよくわからなかった方は、どうぞ5月24日にジュンク堂書店・池袋本店にお越しください。 事情説明する刊行記念のトークショーします! https://honto.jp/store/news/detail_041000021713.html?shgcd=HB300 刊行ということは、、、 そーなんです。 「孤独なバッタが群れるとき(東海大学出版部)」から5年の月日を経て、二作目、 「バッタを倒しにアフリカへ」を出版しやす! バッタ本の続編となり、アフリカに渡ったところから京都大学に拾ってもらうところまでの話がメイン。 アフリカのバッタ問題、モーリタニアでの現地生活、異文化、食事、サハラ砂漠でのフィールドワークなどなど、現地での死闘の模様を綴りました。 せっかくアフリカに来たのにバッタがいなくて困ってしま
伝説の民俗学論文「国家の装置としてのPTA」に加筆して、堂々の刊行です。 『PTAという国家装置』(岩竹美加子 青弓社) http://amzn.to/2or5nZg 岩竹さんは、戦前にさかのぼったPTAの起源(たとえば、連合婦人会)の研究や、PTAがPTAとなった後の教育行政や地域組織との関係、社会関係資本との関係を考察していきます。基本、「PTAいらない!」系の本です。 岩竹さんは、杉並区でPTA会員を体験してから、その後はヘルシンキ。おそらくは内情をある程度知りつつ遠巻きに見られる環境と、アプローチの仕方もあって、非常にマクロなPTA論になっていると思います。 その中では、小田桐誠、川端裕人、大塚玲子、山本浩資らによる、21世紀になってからのPTA論説(?)は、まとめて── 「PTAを維持しようとする真の意図は何なのかを問うことなく、表層の活動を積極的に、あるいは楽にやっていこうとい
■美学と科学の距離を縮める試み 20世紀の英米を中心とする美学の世界に本書が与えた影響には、衝撃的なものがあった。なにせ、序論から「美学の文献の大半に共通する諸見解を片っ端から否定する」とある。しかも、否定される最大のものが、美学を他の分野から独立した学問の一領域として扱うことなのだから。作品への美的な価値判断を行う美術批評からも、冷ややかな距離を取る。「芸術作品は競走馬とはちがって、勝者を決めることが第一目的ではない」というのだ。批評家を名乗る私にとっても穏やかではいられない。 だが、この引用文ひとつとってもわかるように、本書は、たんに学術的に厳格なだけではない。随所でウィットに富み、ときに毒舌でさえある。それはおそらく、本書が大学で開かれた講義をもとに書かれていることによるのだろう。その叙述は、およそ体系的というよりは、学生という他者を前に教室で自問自答を繰り返す、ソクラテスのような哲
Web小説サイト「カクヨム」にて連載されている「The video game with no name」が書籍化されると明らかになっています。 「The video game with no name」は、赤野工作氏が手がけるSF小説。文章が掲載されている場所は“2115年4月に開設されたレトロゲームレビューサイト”という設定になっており、レビューをするという形で未来のゲームを紹介しつつ、さらになぜ低評価になってしまったのかという点を物語のように解説しています。 新型VRマシンで美少女のいる世界に入れるものの酔いすぎてしまう『キミにキュン!人工ヒメゴコロ』に始まり、2052年から運用が開始されたものの結果的に怪談話になってしまったスマートレンズAR事業の「福井県鯖江市」、大衆を洗脳しようとした恐怖のRPG『スシャマ・ドゥーシャマー』、そして寂しいゲームマニアと一緒にゲームを遊ぶため開発され
戦前、子供向けの科学雑誌などで人気があった記事に「断面図」がありました。もちろん、地層の断面図や生物の断面図もあるんですが、圧倒的に人気だったのは大型船舶や航空機のものです。 戦争が身近だったこともあり、子供たちは空母や潜水艦の中身に大きな興味を持っていました。その延長で、ポンプやらドックやら大型機械や巨大施設の断面図も大量に作られていきました。 個人的には、これが「図解」文化につながり、日本人の教育レベルを高めた可能性さえあると思っています。 そんなわけで、美しい断面図を一挙紹介します! なお、いずれもクリックで巨大画像がダウンロードできますが、データ量も大きいです。 「海の龍宮」ノルマンディー号 船員1345名、乗客2000人の乗船が可能。全船に4万個の電灯と770本の電話線がついています。3本の煙突のうち、実際に使われてるのは前と中央の2本で、後ろは通風用。第6甲板まである巨大な船で
『ぼくが死んだ日 (創元推理文庫)』 キャンデス・フレミング,三辺 律子 東京創元社 990円(税込) 商品を購入する Amazon HonyaClub HMV&BOOKS honto シカゴ郊外。両側から森が迫る、細く、舗装されていない道路の先に、その墓地はあった。十代の子どもばかりが眠る〈ホワイト墓地〉。錬鉄製の高い柵で囲まれているが、ところどころ櫛の歯が欠けたようになっており、門は長い年月を経てたわみ、開きっぱなしになっている。参るひとも途絶えているのだろう。そこかしこに雑草が生えている。 うちすてられた場所。 大人になる前に死に、忘れられたままになっている者たち。 その少年少女が、それぞれの最期について語りだす。聞き手は、この墓地へ誘われた青年マイク・コワルスキだ。マイクは十六歳。葬られている者たちと変わらない。 真夜中の墓地。生者はマイクただひとり。 なんて魅力的な舞台設定、ぞく
『FUNGI-菌類小説選集 第Iコロニー(ele-king books)』 オリン・グレイ,シルヴィア・モレーノ=ガルシア,飯沢耕太郎,野村芳夫 Pヴァイン 1,760円(税込) 商品を購入する Amazon HonyaClub HMV&BOOKS honto キノコをテーマにしたアンソロジーとは、またニッチな企画を考えついたものだ。しかも、そのきっかけは、本多猪四郎監督の特撮ホラー映画『マタンゴ』(1963)だというから嬉しくなる。『マタンゴ』の原作はウィリアム・ホープ・ホジスンの短篇「夜の声」なので、イギリス(ホジスン)→日本(本多)→北米(このアンソロジー)と、怪奇キノコの胞子が伝播したわけだ。 原書はInnsmouth Free Pressというカナダの小出版社から上梓された。社名に「インスマス」を冠していることからもわかるように、怪奇小説を中心とした出版活動をおこなっている。本書
■構造化された暴力 体調が悪いとき、痛みは弱い部分に出る。社会も同じだ。世の中の歪みは、もっとも弱い者にしわ寄せされる。 上間陽子『裸足で逃げる』は、沖縄のキャバクラで働く少女たちにインタビューしたノンフィクション。著者は琉球大学教育学部の教授で、社会学的な聞き取り調査の手法が根底にある。 6人の少女たちが登場する。共通しているのは、15歳ぐらいの若いころから、年齢を偽ってキャバクラ等で働いてきたこと。家庭環境が複雑で、居場所がないと感じていたこと。助けてくれる大人があまりいなかったこと。そして、恋人や配偶者から繰りかえし暴力を受けてきたこと。 若くして子どもを産んだ少女が多い。シングルマザーがキャバクラで働くのは、子育てと生活費を得ることを両立させるためだ。学歴や経験・技能もなく、助けてくれる家族や地域社会もないなかで、選択肢は少ない。彼女たちは生きるか死ぬかのギリギリのところを歩いてい
『Rails解説書。増補改訂で最新バージョン5に対応!』 本書は、サーバーサイドMVCフレームワークの定番中の定番「Ruby on Rails」の解説本です。基本的なビュー/モデル/コントローラー開発から、ルーティング、テストの自動化、altJSによるクライアントサイド開発まで、Railsの主要機能を徹底解説しています。RailsによるWebアプリ開発に必要な知識が、この1冊で身に付きます。 担当編集者からのコメント 「Ruby on Rails」は、現時点で最も使いやすく、かつ最新技術を貪欲に取り込んだ最も高性能なMVCフレームワークと言えます。導入・開発のしやすさから多くのWebサイトに採用されており、特にRubyの母国日本においては、Webエンジニア必修の開発環境と言っても過言ではないでしょう。 本書は、ご好評いただいている『Ruby on Rails 4アプリケーションプログラミン
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最近アナログシンセサイザーの音をシミュレートするスマートフォンアプリが、多数登場しています。しかし実際の電子回路から生まれる暖かみのある音楽に真の意味で取って代わることはできません。本書は基礎的な電子工学の知識を持った読者を対象にしたアナログシンセサイザー自作のための書籍です。まずは、必要な工具や測定機器の紹介にはじまり、アナログシンセサイザーを構成するモジュールの働きを詳しく解説。後半では、著者オリジナルの「ノイズトースター」の製作を行います。さらにコンピューターを接続したマルチトラックの音楽制作も紹介。付録では、アナログシンセサイザーのモジュールで頻繁に使用される回路も多数解説し、それらを応用することも可能にします。 正誤表 ここで紹介する正誤表には、書籍発行後に気づいた誤植や更新された情報を掲載しています。以下のリストに記載の年月は、正誤表を作成し、増刷書籍を印刷した月です。お手持ち
おかげさまで、ご支援いただいている金額が256万円に到達し、電子版を無償配布するIPv6本のmakuakeでのクラウドファンディングプロジェクトが「Success」になりました! これまでに支援してくださった皆さま、本当にありがとうございます。 すごい技術書を一緒に作ろう。あきみち+ラムダノート『プロフェッショナルIPv6』 この企画は、昨年秋ぐらいから準備をしていました。プロジェクト開始前は、3ヶ月で本当に達成できるのかが不安でしたが、予想以上のペースで支援が集まり、プロジェクト開始後10日で目標金額達成となりました。関係者一同、感謝すると同時に感激しています。 今回、makuakeでのプロジェクトとしては「Success」となっているものの、クラウドファンディングのプロジェクトは残り73日間続けます。 当初目標金額に達したことで、制作そのものに最低限必要だと見積もっていた分は、何とか用
本書は、鎌倉時代の「踊り念仏」で知られる時宗の開祖・一遍上人の評伝だ。 開祖といっても本人は死ぬまぎわまで、こんな活動は一代限りでやめろと門弟に釘をさしている。 仏教本でお堅いのかと思いきや、全くそんなことはなく、著者は口語で語りかけてくるので読みやすい。そして一遍の怒涛を体感するだけでもエンターテイメントとして成立している。 一遍は、伊予水軍で名高い河野家の元武士だった。しかし他人を殺してでも家を守れ、財産を増やさねばと働くうち、身内同士で所領争いになり、挙句のはて殺し合いにまで発展してしまう。こんなのやってられねえ!と家も土地も、奥さんも子供も、財産をぜんぶ捨てて旅に出てしまった。 一遍の思想における究極は、「捨てる」ことにある。彼は富も地位も権力もすべて捨て、空っぽになり、生きながらにして往生しようと考えた。 しかし実際に家を出ると、奥さんと娘も出家して旅についてきてしまった。一遍は
すごーい!オライリーオリジナル サーバルTシャツを貰おう! - 2017年4月のWeb直販キャンペーン 本キャンペーンは終了しました。ご応募いただいた皆さまありがとうございました。 皆さまこんにちは。2017年4月のWeb直販キャンペーンのお知らせです。 今月のキャンペーンは4月9日に開催された「技術書典2」の会場で大好評だったアイテムの登場です。『Javaパフォーマンスチューニング 第2版』のカバーを飾るアニマル、サーバルをプリントしたTシャツをプレゼント。 本書は2003年に発売されましたが、現在は品切、重版未定となっておりご購入いただくことはできません。ちなみに本書のカバーアニマルの解説には以下のように解説されています。 Java Performance Tuningの表紙の動物はサーバル(Leptailarus serval)です。この足の長い猫は、北部のサハラ砂漠など極端に乾燥し
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