日が沈んだあと一晩かぎりの花を咲かせる、ドラゴンフルーツの開花が、千葉県館山市の観光施設で15日夜から始まりました。 ドラゴンフルーツは中南米が原産のサボテン科の植物で、5月下旬から10月にかけて夜、白い花を咲かせ、翌朝にはしおれてしまうことで知られています。 館山市の観光施設「館山ファミリーパーク」では、農業用ハウスで650株のドラゴンフルーツを栽培していて、15日夜から花が咲き始めました。 日が沈んだ午後7時ごろから2つのつぼみが開き始め、1時間ほどすると直径およそ25センチの大輪の花を咲かせました。 ことしは春になって気温が上がったことから、開花は例年より1週間ほど早いということです。 ハウスでは施設の職員が早速、筆を使って花粉を採り、別の花のめしべにつける人工授粉の作業に取りかかっていました。 1か月ほどすると甘い実を収穫することができ、施設内の売店などで販売されるということです。