秋田県大館市の市立第一中学校(生徒510人)で、生徒会が東日本大震災の被災者を支援する義援金を集めたところ、2年生の2クラスで担任が期限内に納めなかった生徒名を黒板に掲示していたことが20日わかった。保護者から苦情を受け、すぐに掲示をやめたという。 学校の説明によると、義援金集めは、生徒会ボランティア委員会が発案。4月の生徒総会で全員の協力を確認し、1人200円以上で5月11日から17日朝までに納めることにした。 17日の帰りの会の際、2年生の2クラスで、担任が納めていない生徒の名前を紙に書き、黒板に掲示した。合計20人ほどだったという。18日に保護者の一人から「名前を出すのはおかしい」との苦情が寄せられ、名簿を外した。 菊地俊策校長は「教師は懲罰的な意味ではなく、みんなで協力しようという呼びかけの気持ちでやったが、配慮が足りなかった。生徒が被災者支援のために頑張る気持ちは、今後も大