(CNN) 米森林局(USFS)はこのほど、アリゾナ州で昨年起きた山火事について、出火の瞬間をとらえた映像を公開した。赤ちゃんの性別を盛大に発表しようと、父親が開いたイベントで火が出た。 この山火事では約1万9000ヘクタールが焼失し、被害総額は800万ドル(約9億円)を超えた。 公開されたのは、昨年4月23日に同州ツーソン南郊の砂漠で撮影された映像。「男の子」「女の子」と書かれた標的に銃弾が命中し、男児を示す青い煙が上がった。標的の爆発で周囲の茂みに火が付き、だれかが「荷物をまとめろ」と叫んでいる。 火の手は近くの国有林に広がり、大規模な山火事となった。地元のCNN系列局によると、少なくとも20機関から消防士が出動し、約1週間かけて鎮火した。 標的を撃ったのは、国境警備隊に勤務する37歳の父親。生まれてくる子どもの性別を発表するパーティーを企画し、爆薬を詰めた標的を用意して高出力のライフ