奪われていく「自由」を諦めていませんか? 近年、京都大学においてこれまで以上に次々と私たちの自由な活動が締め付けられています。この1年では、当事者との話し合いを拒否した立て看板の規制や吉田寮への「退去期限」通告など、重要な動きが次々と起こりました。学内の管理統制の強化、教職員の雇用条件の改悪、発言権の低下、意思決定過程からの排除などの動きも、こうしたことと決して無縁ではありません。 この延長上に起きると考えられることは、自治寮を潰すことだけにとどまらないのは自明ではないでしょうか。例えば大学当局の検閲なしには自由に出せない立て看板、ビラ、自由にイベントも行えない、構内への立ち入りも制限され、24時間自由な出入りが不可能であるといったことが起こってくるかもしれません。さらには、遠くない未来において、自由な研究、自由な学習ということも難しくなってくるかもしれません。 国立大学法人化以降、実質