マンガ業界の不振が続いている。各出版社のマンガ誌とコミックス(単行本)の売上を合計したマンガ市場は、2008年は前年比マイナス4.6%の4483億円となった。これは過去15年で2番目の下落率である。特に近年は堅調だったコミックスは、大ヒットが生まれず、4.9%マイナスの2370億円となった。 こうした厳しい状況の中、近年のトレンドは月刊誌の創刊だ。06年の「ジャンプスクエア」(集英社)、07年の「月刊ライバル」(講談社)と、大手出版社がこぞって月刊誌を創刊した。小学館も5月12日に「月刊少年サンデー」、通称“ゲッサン”を創刊すると発表した。