東大大学院特任研究員の坂元晴香医師は「接種率が5割超えたくらいのところで緩めてしまった結果、感染が再燃してしまった国もある。世界全体で何割を目指そうという合意があるわけではないし、見極めていく必要があるとは思うが、イスラエルやアメリカの一部地域を見ていると、7~8割を超えれば、ある程度は緩めていいのではないか」と話す。 「ワクチン接種が始まったのが去年12月頃からなので、効果(抗体価)が1~2年は持続するのではないか、といった話については慎重に見なければならない。ただ、さすがに6カ月以上は効果があるのではないかといわれている。やはり1回打てば一生免疫がつくという“終生免疫”タイプのワクチンではないと考えられているので、冬になる前に季節性インフルエンザのワクチンを打ち始めるように、これからみんなで年に1~2回打っていく、ということになるかもしれない。もしかしたら季節性インフルエンザと新型コロ