毎年、この時期に実施される繊研新聞の「ファッション専門学校来春卒業予定者に対する就職意識調査」の結果が今年も公表されたが、なるほどと納得する変化と??と思う変化が交錯して興味深かった。 なるほどと納得したのは「ブランド評価」で、「よく買うブランド」では「古着」が前年の3位から首位に上がる一方で「ZARA」が1位から3位に転落。「よく買う店」でも「メルカリ」が前年の6位から1位に跳ね上がり「ゾゾタウン」が続く一方、「ルミネ」が1位から3位へ落ちた。得票数でも「古着」と「ネットショップ」が躍進して外資SPAや駅ビルが後退し、SCでも「&モール」を立ち上げてECとの連携を強める「ららぽーと」の急伸(11位→7位)が目を惹いた。 ??と思われたのは「企業評価」で、業績の実態よりメディア映えする派手なアクションに引きずられた感を否めない。ファッション好きでも視野が狭く、乗せられ易いミーハーな若者気質