昭和58年から平成2年に出荷された、健康機器メーカー「的場電機製作所」(埼玉県川越市)の電気足裏マッサージ器で、使用者の衣類が巻き込まれ、過去に女性3人が窒息死していたと同社が16日、発表した。3人はマッサージ機の布カバーを外した状態で、首に当てて使用していたといい、同社は「カバーを外した状態で使用しないように」と呼びかけている。自主回収などはしないという。 事故のあったのは同社の「アルビシェイプアップローラー」。布のカバーに覆われたローラーが回転し、マッサージ効果が得られる商品で、8年間で約42万台が出荷され、全国の百貨店の催事場などで売られていた。 最初に事故があったのは11年1月。栃木県の女性(46)が着ていた衣類がローラーに巻き込まれ、窒息死した。15年10月には香川県の女性(67)が、今月2日にも北海道の女性(55)が同様に窒息死した。 同社によると、いずれもカバーのない状態で、