第01回 第02回 第03回 第04回 第05回 第06回 第07回 第08回 最終回 記録には様々なものがあるが、千葉ロッテマリーンズにとっては、あまりにも辛い記録がある。 それは、1998年06月13日から始まった連敗である。 結局、連敗は翌月の8日まで続き、現在の日本プロ野球最多連敗記録18を達成してしまった。 これは、その記録である。 1998年06月12日、その日ロッテは快勝した。 オリックスブルーウェーブを相手に、黒木が3安打1失点と、ほぼ完璧な完投勝利を収めたのである(スコアは2-1)。 唯一の失点は、プリアムに抜けたフォークボールをホームランにされた事によるものであり、初芝の1000試合出場を祝う、綺麗な勝利であった。 だが、まさかこれから約一ヶ月間、勝利から遠ざかるとは誰も思っていなかったであろう。 そう、悪夢はここから始まろうとしていた。 翌13日、ロッテは小宮山が先発