凱旋門賞スペシャル企画として、血統評論家・栗山求と亀谷敬正のスペシャル“雑談”が実現いたしました。外国馬で血統適性が高いのはどの馬なのか? そして日本馬の勝算はあるのか? ジックリご覧ください。 亀谷敬正(以降 亀) 凱旋門賞って、日本でいえば「春の天皇賞」とか「有馬記念」に近いですよね。ディープインパクト産駒はすでにダービーを複数の産駒が勝っています。しかし、今のところ、春の天皇賞、有馬記念を勝っていない。同じように、欧州のディープインパクトともいえる、ガリレオの産駒は凱旋門賞を勝っていない。凱旋門賞は、日本の天皇賞春や有馬記念同様「賞金の高いローカルレース」という感じ。 栗山求(以降 栗) そうですね。今の欧州は2000mが主流です。この前引退したキングマンとかフランケルとかマイルから2000mの馬がもの凄く評価が高いんですよ。だから2400mを勝つと、種牡馬としてはスピード不足と見ら