ウデムシ(腕虫、ウデムシ類、無鞭類、英語: amblypygid、学名: Amblypygi)は、鋏角亜門クモガタ綱に所属する節足動物の分類群の1つ。分類学上はウデムシ目(無鞭目)とされる[2][3]。平たい体に細長い脚と、腕のように発達した触肢をもつ捕食者である[4][5]。150種以上が知られ、化石記録は約3億年前の石炭紀まで遡る[注釈 1][1][6]。 名称[編集] 学名「Amblypygi」は古代ギリシャ語の「ἀμβλύς」(amblús, 鈍い) と「πυγή」 (pugḗ, 尾) の合成語である[7]。 和名は「ウデムシ」と「無鞭類」[2]の他に「カニムシモドキ」もあるが、カニムシとは類似性が低く、系統的にも近縁ではない[5]。また、「カニムシモドキ」は本群の1種 Charon grayi の標準和名でもある[8]。 クモやサソリと同じくクモガタ類であるが、ウデムシはどちらに
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