ノルウェー・オスロの海辺でくつろぐセイウチの「フレイヤ」(2022年7月18日撮影)。(c)Tor Erik Schrer / NTB / AFP 【8月12日 AFP】ノルウェーの首都オスロの湾に居着き、日なたぼっこをしている姿が人気を集めているセイウチについて、同国の漁業庁は11日、自らと人々を危険にさらすとの懸念から、安楽死処分を検討していることを明らかにした。 このセイウチは体重600キロの雌で、北欧神話の美と愛の女神にちなんで「フレイヤ」の愛称で呼ばれている。先月17日に初めて目撃されて以来、鳥を追いかけまわしたり、ボートに上がり込んで昼寝したりする姿が撮影され、話題を集めてきた。 セイウチは通常、オスロよりさらに北方の北極圏に生息しており、1日に20時間も眠ることがある。当局によると、人を襲うことはまずないが、身の危険を感じた場合は攻撃的になる可能性がある。 当局は市民に対し、