前回の投稿で、本当に知りたいことをリサーチクエスチョンにどう設定するかということで、概括的な問い(タイプAクエスチョン)を設定し、具体的な問い(タイプBクエスチョン)に分割していく方法を試してみました。 すると、分割した問いは、本当に知りたいことから離れてしまう感じがしました。 10月16日(金)は、川崎良孝先生の図書館情報学特講Ⅰ (図書館論) がありました。 そこで川崎先生は、「大きな問題を設定して、小さな問題に取り組むのが良い。小さな問題でも、全体に跳ね返るような問題を選択するのが良い」と話されました。 前の週(9日)の授業では木のイラストを描いて、「流行りである分野の枝葉の部分を取り上げると無限の階段を上るようなもので研究がずっと終わらない可能性がある。枝葉の部分よりも大きな幹や根の部分を取り上げた方が良い」ということもおっしゃっていました。 いずれも抽象的な表現で、きちんと理解で
「安全保障関連法に反対する学者の会」が学生団体「SEALDs(シールズ)」との共催で計画したシンポジウムについて、会場使用の申請を受けた立教大学が「純粋な学術内容ではない」などの理由で不許可にしたことがわかった。シンポは25日、法政大学で開催される。 シンポは「岐路に立つ日本の立憲主義・民主主義・平和主義――大学人の使命と責任を問い直す」。樋口陽一・東京大名誉教授や小林節・慶応大名誉教授が基調報告。長谷部恭男・早稲田大教授や中野晃一・上智大教授らが登壇する。 学者の会は6月結成。SEALDsとともに安保関連法案反対デモや記者会見などの活動を進め、約150大学の研究者約1万4千人、一般市民約3万2千人が賛同署名を寄せている。 関係者によると、学者の会は9… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけ
室町時代を代表する絵巻物の一つ「槻峯寺(つきみねでら)建立修行縁起絵巻」を、ゆかりの大阪府能勢町の住民が最新のデジタル技術で復元した。現在は米国ワシントンDCのフリーア美術館に所蔵されているが、同館の所蔵品は門外不出のため、せめて復製をと資金を出し合った。住民は「地域の歴史を語り伝えたい」と25日、絵巻を披露する。 槻峯寺は戦国時代まで、同町の剣尾山(けんびざん)にあった廃寺。絵巻は明応4(1495)年に奉納された。上下2巻で縦約35センチ、横約21メートル。聖徳太子から寺院建立を命じられた百済の僧・日羅(にちら)が適地を探すうち、光を放つ剣尾山を発見。山頂に霊木の槻の木(ケヤキ)があり、この地に決めたとする縁起を描いている。 烏天狗(からすてんぐ)が岩山を飛び交うシーンが描かれるなど、修験道の色彩が濃いのが特徴。室町幕府の実力者で修験道にも凝った細川政元が発注し、当代最高の絵師、土佐光信
スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチが今年のノーベル文学賞を受賞して以降、小社で刊行しておりますアレクシエーヴィチの本に多くのご注文、お問い合わせをいただき、誠にありがとうございます。小社刊のアレクシエーヴィチの『ボタン穴から見た戦争』(三浦みどり訳)、『死に魅入られた人びと』(松本妙子訳)、『戦争は女の顔をしていない』(三浦みどり訳)〔刊行順〕は、著者の著作権を管理する代理人からの連絡で、小社が有する権利が消失しているため、あらたに増刷することは認められないという通達を受けました。そのため現在、小社で保有している在庫がなくなり次第、販売を終了することになります。 これまで書店のみなさま、読者のみなさまから多くのお電話、ファックスをいただきながら、小社のひとつしかない電話回線がほぼ常時ふさがってしまい、返信も回答もままならず、大変失礼な対応になっておりますことを、心よりお詫び申し上げます。
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