パレスチナ自治区ガザ地区北部ベイトラヒヤで「ガザの図書館」を開いたモサブ・アブ・トハさん(2017年2月20日撮影)。(c)AFP/MOHAMMED ABED 【3月24日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)北部のベイトラヒヤ(Beit Lahia)の実家で暮らすモサブ・アブ・トハ(Mossab Abo Toha)さん(24)は、生まれてから一度もガザの外に出たことがない。代わりにそこから「脱出する」手段として、読書に没頭する毎日を送ってきた。 イスラエル軍による包囲とエジプトによる出入境制限によって外部へ出ることのできない多くのガザ住民同様、アブ・トハさんも「旅」を夢見ている。「自由とは、人が心を解放したときに始まる」と言う。 アブ・トハさんは、ガザのイスラム大学(Islamic University)で英文学を専攻し、その情熱を分かち合うために国連(UN)が運営す
最近「偽ニュース」という言葉がよく聞かれるようになり、それに伴って「ファクトチェック」を取り上げるメディアも増えてきた。昨年の米大統領選でファクトチェックが活発に行われていることを紹介したが、そのころより関心が高まっていること自体は、喜ばしいことだ。と言いたいところなのだが、どうもファクトチェックの意味を誤解していると思えてならない記事が目立つ。ここで、ファクトチェックとは何であるか、あるいは何でないのかを整理しておきたい。 ファクトチェックは「事実確認」?多くの新聞は「ファクトチェック(事実確認)」というように、訳語をつけて紹介している。「事実確認」はまさに直訳であり、間違いとは言わない。だが、「事実確認」という言葉から一般に思い浮かぶのは、事実関係がまだよくわかっていない段階で、確認を行うプロセスではないだろうか。「ファクトチェック」の本質を表した良い訳語だとは思われない。 私は、日本
資料のデジタル化にあたり、事前に図書の折り目を伸ばす作業などが必要となることがあります。この資料「あふれる泉」(Prange Call No. 322-0069)は、数十ページにわたり、ページ角がひどく折りたたまれてしまっています。下記のスライドショーで、プランゲ文庫の保存作業担当スタッフが、折り目を伸ばす方法を詳しく紹介します。 This slideshow requires JavaScript.
福岡県・沙原(さばる)神社に、連日多くの参拝客が詰めかけている。現在放送中の人気アニメ「けものフレンズ」の主人公にちなんだ「聖地」としてファンが訪れていたが、22日以降参拝者が殺到。正月三が日を上回る異例の事態に神社も驚きを見せる。 江戸時代中期に創建された沙原神社は、トラ猫をまつる神社として、以前から一部の猫好きの間では知られていたが、1月から放送のアニメ「けものフレンズ」に登場する主人公「サーバル」と名前が似ていることをきっかけに、「聖地」として徐々に参拝客が増えていた。 参拝客が急増したのは、最終回直前の第11話が放送された22日以降。それまでは和やかに記念撮影をしたり、イラストを描いた絵馬を奉納したりしていたが、この日を境に鬼気迫る形相で真剣に祈りに来る参拝客ばかりになったという。 中には白装束の正装で訪れる参拝者もおり「受験シーズンですら、ここまで敬虔(けいけん)に祈る若者の姿を
先日公開した「ルポ・大学解雇」(http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51247)では、近年、学校側の一方的な通知によって大学教授らが解雇されるケースが増加していることを指摘した。 今回は、国立大学法人・宮崎大学のケースを追う。同大学で教鞭を振るっていた准教授が、身に覚えのない「セクハラ」「パワハラ」で突然解雇されてしまった。裁判の結果、この解雇が不当なものであることが認められたが、その裁判資料からは「捏造」というほかない、あまりに強引な大学のやり方が明らかになる。 ジャーナリスト・田中圭太郎氏のリポート。 身に覚えのないハラスメントで懲戒解雇 宮崎大学の准教授のAさんは、2012年4月に約8年間勤めた同大学を退職し、公立大学法人・都留文科大学(山梨県)の教授に就任することが決まっていた。准教授から教授になること、新たな立場と環境で研究活動ができることに期
行政機関が作成する公文書は、国民共有の知的資源である。管理や保存の重要性に対する認識を高めねばならない。 内閣府の有識者会議が新しい国立公文書館の整備方針をまとめた。東京・永田町に最大で5万平方メートルの施設を新設する。 現在の公文書館は、2019年度中にも収容限界に達する。新たな公文書館は、書庫を現在の3・5倍に拡充して、約50年分の文書を保存できる機能を持たせる。 政府は基本計画の策定に着手する。着実な推進を求めたい。 11年に施行された公文書管理法は、国や独立行政法人が原則、1~30年の間で期限を決めて、文書を保存するよう定める。満了時には、国民が自由に閲覧できるように、公文書館や外交史料館に移管することも規定している。 問題なのは、保存年限に達しても、公開に至らない文書があまりに多いことである。 期限を延長して省内で抱え込んだり、廃棄したりする事例が目立つ。15年度の場合、約290
格安海外ツアー中心の旅行会社てるみくらぶ(本社・東京都渋谷区)は27日、東京地裁に破産を申請し、手続き開始決定を受けたと発表した。代理人弁護士によると負債は151億円の見込みで、約3万6千件(約99億円分)の旅行申込者に影響が出そうだ。 申し込みを受けたツアーなどの手配は中断し、一部の旅行代金は返せない見通し。1件に複数の参加者がいることが多く、影響を受ける旅行者は8万~9万人にのぼる可能性がある。東京都内で記者会見した山田千賀子社長は「関係者のみなさまに多大なるご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げます」と謝罪した。ホテルや交通機関などへの支払いが滞り、申込者が利用できなくなる恐れがあるため、発券済み航空券を使った渡航は中止するよう呼び掛けている。 申込者向けの問い合わせ先は、同社お客様専用ダイヤル(03・3499・7555)か、トラブル時などに弁済を請け負う日本旅行業協会の弁済業務委員会
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