アートの実践の場としての古本屋。「コ本や」主宰・青柳菜摘インタビュー2016年6月より活動するプラクティショナーコレクティヴ「コ本や honkbooks」。青柳菜摘(アーティスト)が主宰し、映像や書籍の制作、展覧会やイベントを企画するメディアプロダクションとして活動、拠点としてブックショップ兼オープン・スペースを運営してきた。同拠点が神楽坂に2回目の移転をするにあたって、主宰である青柳に、これまでの歩みや今後の展望について聞いた。 聞き手・構成=安原真広(ウェブ版「美術手帖」編集部) ──プラクティショナーコレクティブを名乗る「コ本や」について、改めて主宰である青柳さんから説明いただければと思います。 コ本やは名前からわかるように「本屋」としての一面が強く見えますが、古本屋としての側面を持ちつつ、芸術の中でも気軽に発表できる場が少ない形態の作品、たとえば映像やパフォーマンスなどに触れられる