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ブックマーク / negadaikon.hatenablog.com (9)

  • 研究視点を考える際の参考文献 - みちくさのみち

    専攻過程に進む直前の2年生向けの演習授業で、各人の問題意識について発表しているのですが、記事では、その際に発表を聞きながら思いついて提案した文献についてまとめます(授業後に思いついたものも追記しています)。 それだとブログタイトルのつけようがないので便宜的に「研究視点を考える際の参考文献」としました。あしからずご了承ください。 受講者は日研究に限らず、文学、映像、コンテンツなど関心が多岐にわたっているようなので、いい意味で学際的なラインナップになればと思います。論文も挙げたいのですがとりあえず単行に限ります。 * 雑誌メディア等を通じた「少女」の表象について 「少女」の社会史 新装版 作者:今田 絵里香 勁草書房 Amazon 文学作品に表れた「女学生」 煩悶青年と女学生の文学誌-「西洋」を読み替えて 作者:平石 典子 新曜社 Amazon戦争」という記憶の継承に関して 増補 八

    研究視点を考える際の参考文献 - みちくさのみち
  • 日本研究のための文献リスト - みちくさのみち

    リストは、私、長尾が2023年度に「日研究概論」という授業で学生に紹介した文献リストの一部を公開するものです。聴講者は1、2年生向けの入門講義でした。 講義としては、日研究の来歴を振り返り、近代日文化を今日的な視点から研究する際の論点をトピックごとに論じるというものでした。学際的で多岐にわたる領域の話なので、何かしら気になったところから読書が広がっていけばいいなと思い、まだまだ不十分ですが、提示します。 ※各論については省略します。 日学/日研究の方法 日文化論・日人論 外から見た日研究を支える人と資料 日学/日研究の方法 西川長夫『国境の越え方』増補版(2001、平凡社ライブラリー) 〔増補〕国境の越え方 (平凡社ライブラリー) 作者:西川 長夫 平凡社 Amazon 齋藤希史編『日を意識する』(2005、講談社選書メチエ) 日を意識する (講談社選書メ

    日本研究のための文献リスト - みちくさのみち
  • 日本文化論を学ぶ人に勧める本のリスト - みちくさのみち

    今年、務校の大学で、「日文化論」という講義を担当した。授業のレポートも締め切ったので、講義中で取り上げた、発展的に知りたい人におすすめの当は取り上げたかったのだが時間的制約で断念した、などをまとめておく。不十分なリストであるが、検討し直しのための材料としたい。15回の授業でこんなに紹介するのはシビアだったはずだが、最後まで付き合ってくれた受講生に感謝したい。 最近、書店の棚にも色んな日文化が増えている(ピンからキリまで)ので、このリストも、受講生が復習に使ってくれたり、何かの参考になるのであればありがたい。 なお、「日文化」についてではなく、あくまで「日文化論」の文献リストであることをお断りしておく。 総説 近年でも、日文化論の概説書には事欠かない。そのなかのいくつかは名著とされているものもある。 南博の調査した文献だけでも、全部読むのは大変で、授業で取り上げるの

    日本文化論を学ぶ人に勧める本のリスト - みちくさのみち
  • 大学1年生に一読を勧める本のリスト - みちくさのみち

    図書館退職して大学教員になって、4か月が終わろうとしている。なんだかあっという間だったが、学生さんの顔を見ていると元気が出てくるもので、授業は上出来とはいえなかったかもしれないが、どうにかここまで来ることができた。 図書館勤めの経験を活かそうと思い、出来るだけを紹介しようとしていたら、1年生などから、おすすめのを教えてほしいというリクエストがあったので、このリストをごく簡単にしたものを授業でも紹介したが、こちらには補足も兼ねて書いておく。あわよくば使いまわしたい。 「大学生」「」「おすすめ」のキーワードでググってみると、たくさんのキュレーションサイトなどが見つかるが、現役学生が作ったのか、あるいは社会人が作ったのか、人文系のものよりも、ビジネス書や自己啓発系のが多めなのが気になった。それも良いのだが、もうちょっと大学生のうちに、とくに人文系の人が腰を据えて挑む系のブックリストがあ

    大学1年生に一読を勧める本のリスト - みちくさのみち
  • みちくさのみち

    専攻過程に進む直前の2年生向けの演習授業で、各人の問題意識について発表しているのですが、記事では、その際に発表を聞きながら思いついて提案した文献についてまとめます(授業後に思いついたものも追記しています)。 それだとブログタイトルのつけようがないので便宜的に「研究視点を考える際の参考文献」としました。あしからずご了承ください。 受講者は日研究に限らず、文学、映像、コンテンツなど関心が多岐にわたっているようなので、いい意味で学際的なラインナップになればと思います。論文も挙げたいのですがとりあえず単行に限ります。 * 雑誌メディア等を通じた「少女」の表象について 「少女」の社会史 新装版 作者:今田 絵里香 勁草書房 Amazon 文学作品に表れた「女学生」 煩悶青年と女学生の文学誌-「西洋」を読み替えて 作者:平石 典子 新曜社 Amazon戦争」という記憶の継承に関して 増補 八

    みちくさのみち
    egamiday2009
    egamiday2009 2023/02/19
    「おおよそ10分程度喋るということをざっくり決めて、話のプロットを書き出したものを前にして喋っています」
  • ICT時代の日本史文献管理・再考 - みちくさのみち

    ※以前の記事「ICT時代の日史文献管理考」の続編?です。 ※例によって、自分のやり方を書いてみて、もっといい方法が無いか考え直す作戦ですので、アイデアがあったらおよせください。 日史の研究について、少し前に出た『わかる・身につく歴史学の学び方』は、問題意識の持ち方、概説書と研究書の違いはもとより、レジュメのまとめ方まで書いてある至れり尽くせりので、既に歴史学を学んだ大人がこれからの歴史学を学ぼうとする人に向けてできることは何かを考え抜いたと感じる良書だった。 わかる・身につく歴史学の学び方 (大学生の学びをつくる) 作者: 大学の歴史教育を考える会 出版社/メーカー: 大月書店 発売日: 2016/11/01 メディア: 単行 この商品を含むブログ (2件) を見る 研究史の整理に関しては、「自分のオリジナルの文献リストをつくり、自分の視点からの研究史の整理をしていってもらいたい」

    ICT時代の日本史文献管理・再考 - みちくさのみち
  • レポートの段落冒頭1字下げ問題考 - みちくさのみち

    学生向けに、日語のライティング指導をしている大学教員にはなじみ深い話題であろうが、卒論やレポートの添削をしていると必ずぶつかるのが、文章の書きだしや、改行後の次の段落の冒頭を1字分あけるルールの不徹底である。 レポートの教科書にはだいたいそうしろと書いてあるが、概ね、見やすさからそのようにすると書かれてはいるものの、いつからそのようにするのかというような立ち入った 説明はない。 学生による学生のためのダメレポート脱出法 (アカデミック・スキルズ) 作者:慶應義塾大学日吉キャンパス学習相談員 発売日: 2014/10/21 メディア: 単行 レポートの書き方入門の定番になりつつある?『アカデミック・スキルズ』のレポートの巻も、最初から字下げは当然のことのようになっているし、親しみやすい文章でおなじみ『論文の教室』などは、改行が多い司馬遼太郎の文体を模写して段落とパラグラフの違いを論じてい

    レポートの段落冒頭1字下げ問題考 - みちくさのみち
  • 2020年に出た本で印象深かったもの - みちくさのみち

    コロナ禍でいままで経験したことの無いような年の暮れです。緊急事態宣言が出る以前のことは、なんだか今年の事だったか去年の事だったかすら記憶が曖昧で…。皆様もくれぐれもお気を付けください。 大学ではオンライン授業のため、在宅で仕事をする日が多くなり、いままで通勤時間におこなっていた読書ができなくなり、結果として、あまりが読めなくなるという逆説的な状態になりました。そんななかで読んで考えさせられたもの、印象に残ったものなどをランダムに挙げていきます。 お送りいただいたものでご紹介できないものもありますが、ご容赦ください。 関わらせていただいたものでは、恩師の編著であるこちらが。 官僚制の思想史: 近現代日社会の断面 発売日: 2020/05/22 メディア: 単行 また、兄弟子による外交文書の読み方を指南するも刊行されました。あとがきの集中的な執筆の仕方を読んで、私にはマネできなかもしれ

    2020年に出た本で印象深かったもの - みちくさのみち
    egamiday2009
    egamiday2009 2021/01/03
    別の話ですが気になって確認したら、kindleで読めるのはほぼ新書選書類で、人文系専門書は無いですね。
  • 2018年に出た本で印象深かったもの 増補 - みちくさのみち

    2018年は図書館員から大学教員への転職などがあり、また近親者を見送ったり、個人的には大きな変化、別れのあった一年でした。そんななかで読んで考えさせられたもの、印象に残ったものなどをランダムに挙げていきます。お送りいただいたものでご紹介できないものもありますが、ご容赦ください…。 オッペケペー節と明治 (文春新書) 作者: 永嶺重敏 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2018/01/19 メディア: 新書 この商品を含むブログ (1件) を見る 以前研究会などでも報告を伺っていたもの。明治時代にあって、ある時期に流行りだした歌が、 全国的にあちこちで歌われるようになっていく様を、メディア史的にどう論証できるか?という非常に興味深いテーマ。新聞史料の調査方法など、なるほどと思うテクニックも紹介されており、初学者に参考になるのではないか。永嶺氏は近刊で『リンゴの唄』にも取り組んでおられる

    2018年に出た本で印象深かったもの 増補 - みちくさのみち
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