「舞台を活字で小説にしたらどうなるか…。このアプローチは作家として初めての経験でした」 山本周五郎賞を受賞した「夜は短し歩けよ乙女」や、日本SF大賞受賞作「ペンギン・ハイウェイ」のアニメ映画化が相次ぎ、「次に何を書くのか」と今、最も注目される売れっ子作家の一人だ。 新作は、京都のアパート「下鴨幽水荘」の四畳半で暮らす京都大学の男子学生を主人公にした小説「四畳半神話大系」の続編。約16年ぶりとなる。 小説「夜は短し-」と「ペンギン-」のアニメ映画化の際、脚本を担当したのが、京都を拠点とする人気劇団「ヨーロッパ企画」を主宰する劇作家の上田誠だった。 「新作の原案は上田さん。お世話になりっ放しだったので、今度は私が上田さんの舞台『サマータイムマシン・ブルース』を小説にして恩返ししたかった」と説明する。
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