今後は、デジタル化によって広がった新しいメディア、新しいサービスに対応するために新たな事業領域を模索していく必要があるだろう。。『印刷白書2015』には、ビジネスヒントが詰まっている。 マスから個へのマーケティング発想 印刷会社がこれまで得意にしていた顧客のコミュニケーション支援では、印刷物という絶対無二のメディアがOne of them になった。顧客側から見れば、その分販促チャネルが増えたわけで、複合的(クロスメディア的)なアプローチが可能になってきている。 これらの状況にはスマートフォンやタブレットの普及が拍車をかけていることは言うまでもない。それは消費者が欲しい情報を簡単に手にすることができる消費者主導の時代になったことにほかならない。印刷会社のメディア戦略を考えた時に、デジタルメディアと紙メディアの相乗効果を図ることが必要不可欠になる。 これまでのマスによる広告手法もより効果的な