2013年08月09日00:20 カテゴリ博物館研究のタネ 学術図書著作権の公的機関への譲渡のススメ 時おり、出版業界の人と話す機会がある。そうした時には古典的な総説本や古い図鑑の再販をリクエストをすることも多い。他分野の方からすれば日進月歩な学術世界において、2ー30年も前に出された古い図鑑なんて、今更役に立つのかと思われるかもしれない。しかし、現実には種の認識、特徴の記載という点において、不朽の名作ともいえる図鑑はたくさんある。見事な線画だったり、簡潔な記載だったり。学術書の中にも鋭い着眼点であったり、今だから検証し得る仮説であったり、旧いものを温めて学べるものは数多い。 旧い学術書はけして懐古主義でなく、旧世代から若手へバトンタッチすべき着想ノートでもあるのだ。 しかし、書籍には限りがある。人気図鑑・書籍であれば再版され、そうでない場合には絶版になり、古本屋、図書室でしか読めなくなる
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