NECはこれまでVEをNEC製専用サーバーに搭載して、ベクトル型スパコン「SX-Aurora TSUBASA」として大学や研究機関、大手製造業をメインに提供してきた。地球シミュレーターなど超大規模システムなどが代表例だ。人工知能(AI)を活用する企業が増加している背景を踏まえ、VEを単体販売する。「演算速度を上げたい」などのニーズがある中堅・中小規模の企業からの受注増を見込む。 今回販売を開始するVEは、PCI Express規格サイズのカードに、単一コア性能や単一コアメモリー帯域を持つコアを8個内蔵する。1枚で2.45テラフロップスの演算性能と毎秒1.53テラバイトのメモリー帯域を備える。
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