4カ月ほど前にロシア軍がウクライナへの攻撃を始めてから、何千人もの市民が殺され、複数の街全体ががれきと化し、何百万人ものウクライナ人が住む家を追われている。
戦争の霧の渦中にいると、どうやって前に進むべきか、道をみつけるのは大変だ。外交の舞台裏から聞こえてくる騒音。愛する人や家を失った人たちの感情。こうしたものに取り囲まれて、私たちは押しつぶされそうになる。なので今、一歩引いて、ウクライナの紛争が今後どうなり得るか、考えてみようと思う。各国の政府幹部や軍部の戦略担当はどのようなシナリオを検討しているのか。自信をもって未来を予言できる人はほとんどいないが、実現可能性のある展開をいくつか並べてみた。そのほとんどの見通しは暗い。 このシナリオでは、ロシアは軍事行動をエスカレートさせる。ウクライナ全土で無差別の砲撃が増える。これまでの作戦では目立たずにいたロシア空軍が、壊滅的な空爆を開始する。国の主要インフラを狙った大規模なサイバー攻撃が、ウクライナ全土に及ぶ。エネルギー供給と通信網が遮断される。市民の犠牲は数千人に達する。首都キーウ(キエフ)は果敢に
画像説明, 4本足のクジラの骨格の一部がエジプトの西方砂漠で見つかった(画像提供:論文共著者のロバート・W・ベーセネッカー博士)
インド洋の島国モーリシャス沖で座礁した、日本の会社が所有する貨物船「わかしお」から流出した重油は、過去の事例と比べると量が比較的少ない――。複数の専門家がそう指摘している。それでも、サンゴ礁や島の南東部の海岸に及ぼした打撃は甚大で、影響は長期にわたるという。 沖合で起きた過去の流出事故と異なり、今回は環境保護の対象となっている2つの海洋生態系と、国際的に貴重な湿地帯である自然保護区ブルー・ベイ・マリーン・パークの近くで起きた。
英最高裁は24日午前、ボリス・ジョンソン英首相が5週間にわたり議会を閉会したのは、違法だと判断を示した。ジョン・バーコウ下院議長はこの「明確」な判決を受けて、25日午前11時半に下院の議事を続行すると表明した。野党からは首相の辞任を求める声が相次いでいるが、ジョンソン首相は司法判断を尊重すると述べた。 ジョンソン首相は女王の裁可を得て、5週間におよぶ議会閉会を決定し、9月10日から議会審議を停止させていた。これについて最高裁は、政府の行動を問いただすという議会本来の職務遂行を首相が妨げたことは違法だと、判事11人の全員一致で判断した。最高裁判断によると、首相の議会閉会は無効で、議会はただちに再開できることになる。
ドナルド・トランプ米大統領は13日、ツイッターで「Prince of Whales(クジラ公)」と会ったことがあると投稿した。イギリスの皇太子の称号、「Prince of Wales(ウェールズ公)」を書き間違えたとみられる。 トランプ大統領はツイートで「私は毎日『外国政府』と会ったり話したりしている。この間はイングランド(イギリス)の女王、クジラ公、イギリスの首相、アイルランドの首相、フランスの大統領、ポーランドの大統領に会った。そして『何でも』話したんだ! こういう電話や会談をすぐにFBIに報告すべきか? 馬鹿げてる! そんなことしたら二度と信用されなくなる。フェイクニュースのメディアは僕の発言を丸ごと報じてくれない。大事な部分をわざと出さない」と書き、報道したメディアを攻撃した。
日本で高齢者の犯罪が止まらない。65歳を超えた層による犯罪の比率はこの20年、上昇の一途をたどってきた。BBCのエド・バトラー記者がその理由を探る。 広島県内の更生保護施設(刑務所を出て社会に復帰する元受刑者のための施設)で、タカタ・トシオ氏(69)は私にこう語った。罪を犯したのは貧しかったから。たとえ塀の中でもいい、ただで住める場所が欲しかったと。
8月25日に脳腫瘍のため81歳で亡くなったジョン・マケイン米上院議員の告別式が1日、ワシントンの国立大聖堂で行われた。米政界の主だった顔ぶれが集まるなか、バラク・オバマ前大統領とジョージ・W・ブッシュ元大統領が弔辞を読み上げ、マケイン氏の人間性や政治家としての献身を高く称賛した。 告別式には、オバマ、ブッシュ両夫妻のほか、ビル・クリントン元大統領とヒラリー・クリントン元国務長官、アル・ゴア元副大統領、ディック・チェイニー元副大統領、ジョー・バイデン前副大統領など、歴代の政権幹部が参列した。ドナルド・トランプ大統領は欠席したが、長女イバンカ・トランプさんとその夫のジャレッド・クシュナー大統領顧問、ジョン・ケリー大統領首席補佐官、ジョン・ボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)など、現政権の関係者も出席した。
8月25日に脳腫瘍のため81歳で亡くなったジョン・マケイン米上院議員の告別式が1日、ワシントンの国立大聖堂で行われた。 バラク・オバマ前大統領は、2008年米大統領選で戦ったマケイン議員を、「戦士、為政者、愛国者」で、アメリカを偉大にしている資質の多くを体現している「傑出した人」と称えた。 弔辞の読み手にオバマ氏とブッシュ氏をマケイン氏が自ら選んだことについて、オバマ氏は自分たちは大統領選で勝ったかもしれないが、最後に笑ったのは、いたずら心あふれるマケイン氏だったのではないかと述べ、「自分へのほめ言葉をジョージと僕に、全国民の前で言わせるなんて。最後に笑うのに、これほどのやり方があるか」と、会場を笑わせた。
故ジョン・マケイン米上院議員が2008年米大統領選で共和党候補となった際、副大統領候補だったサラ・ペイリン元アラスカ州知事に対し、マケイン氏の遺族は葬儀への参列を遠慮するよう伝えたと米メディアは伝えている。 米NBCニュースなどによると、マケイン家は代理人を通じて、ペイリン氏に参列を控えて欲しいと伝えたという。ペイリン家の「消息筋」がNBCニュースに、元知事は遺族の「意思を尊重」するつもりだと述べた。 マケイン氏は10年前の2008年8月29日、副大統領候補はペイリン氏だと発表した。キリスト教右派など超保守派の支持を固めるための人選で、本選に向けて共和党候補2人の支持率は上がったものの、それまで全国的にほとんど無名だったペイリン氏の経験不足や知識不足などが穏健派からは批判された。マケイン氏は後に、ペイリン氏を選んだことを後悔していると著書内で書いた。
BBCは28日夜、強姦されたと名乗りを上げて話題になった伊藤詩織氏を取材した「Japan's Secret Shame(日本の秘められた恥)」を放送した。約1時間に及ぶ番組は、伊藤氏本人のほか、支援と批判の双方の意見を取り上げながら、日本の司法や警察、政府の対応などの問題に深く切り込んだ。制作会社「True Vision」が数カ月にわたり密着取材したドキュメンタリーを、BBCの英国向けテレビチャンネルBBC Twoが放送した。 番組では複数の専門家が、日本の男性優位社会では、被害者がなかなか声を上げにくい状況があると指摘した。伊藤氏はその状況で敢えて被害届を出し、さらには顔と名前を出して記者会見した数少ない日本人女性だ。 伊藤氏は2015年4月に著名ジャーナリストの山口敬之氏に強姦されたと、警察に被害届を出した。最初の記者会見を開いたのは、2年後の2017年5月。山口氏の逮捕令状が出たにも
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く