■こんにちは、地方活性化のヒントがある町 安倍政権が掲げる地方創生。地方には仕事がない、若者がいない、お金がない等々、ないない尽くしだが、その最たる極地であるはずの“島”で人口を増やす町がある。その場所は、島根県海士町(あまちょう)。 本土からフェリーで3時間もかかる場所柄だというから更なる驚きを隠せない。メディアが次々と取材に訪れ、衆院選挙前には小泉新次郎氏も来島している。今回は、2014年12月に開催された島発シンポジウム「第三回島会議 島の教育会議」の模様をご紹介したい。 島会場。当日海上はシケで大荒れゆえ、初めての島根県松江市会場との二拠点開催に。 ■第三回目のテーマは、「教育」 12月13日、島の教育会議と題した第3回目のシンポジウムが開催。この教育会議の柱は隠岐島前地域で家から通学できる唯一の高校、県立隠岐島前高校の話が主体となって展開された。 同校は全国の高校生による“地域観
東日本大震災の大津波で大きな被害を受けたあと、水揚げ量が震災前の8割ほどになっている気仙沼市の魚市場で、ことし初めての取り引きが行われました。 気仙沼市の魚市場では4日の午前6時半から仲買人などおよそ200人が威勢のいいかけ声で四斗だるを開け、ことし1年の豊漁を願いました。気仙沼の近海でとれたサメやタラが並べられ、取り引きが始まると、仲買人たちは魚の大きさや鮮度を見て入札していました。気仙沼漁港の去年1年間の水揚げ量は、おととしより1万7000トン多い、およそ7万9000トンで、震災前の8割ほどになっているということです。 サメを落札した60代の女性は、「ことしも頑張るぞという気持ちです。地元の魚をきらさないよう、毎年こだわって買っています。今はまだ仮設住宅に住んでいますが、ことしは仕事も頑張って新しい自宅から通えるようになればいいと思います」と話していました。 気仙沼漁業協同組合の管野眞
岩手県宮古市の魚市場で仕事始めにあわせて初売り式が開かれ、ことしの大漁を祈りました。 宮古市の魚市場は4日が仕事始めで、午前7時から初売り式が開かれました。 式では鏡割りを行ったあと、参加者全員で一本締めをして、ことし1年の大漁を祈りました。 初売り式が終わると早速競りが始まり、仲買人たちは威勢のいい掛け声とともに、4日朝水揚げされたさけやするめいか、かきなどを次々と競り落としていました。 今シーズンは川に遡上(そじょう)してくる秋さけが震災の影響で減ると予想されていましたが、今のところ、例年どおりの水揚げが続いているということです。 宮古市の魚市場では今年度に入ってから先月までの水揚げ量は3万3000トン余りと、震災が起きる前、平成22年度の同じ時期の9割ほどに回復しているということです。 また秋さけやサンマ、いかなど主力となる魚が高値で取り引きされたため、売り上げの金額は65億円と初め
建設中に東日本大震災で被災し、去年4月に完成した岩手県大船渡市の魚市場で初競りが行われました。 市場には4日朝、約10隻の船が入港し、マグロやスルメイカ、サバなど旬の味覚が水揚げされました。早速、初競りが行われ、市場は仲買人たちの掛け声で活気付いていました。大船渡市魚市場は建設中に津波で被災し、去年4月の完成まで5年の月日が掛かりました。この市場の去年の水揚げ高は65億円と好調です。
東日本大震災の被災記憶の風化を防ごうと、津波の浸水高を示す表示板設置を進める宮城県が、新たな表示板設置に協力してくれる企業や個人を募集している。昨年11月末までに掲げられた表示板は、企業や個人の建物と県施設など計84カ所の121枚に上っている。 県が2013年度から取り組む「3.11伝承・減災プロジェクト」の一環。協力者募集は13年12月に続き2度目となる。 表示板は縦長や横長など3種類。いずれも「2011.3.11 東日本大震災 津波浸水深ここまで」と記している。建物の壁面に設置し、どの高さまで浸水したか一目で分かるようにする。 県防災砂防課の担当者は「被災地の復興が進んでも津波被害の記憶を忘れないよう、表示板の設置場所をさらに増やしたい」と話す。 協力者は2月27日までに申し込む。設置費用は県が負担し、設置後の管理はそれぞれが行う。連絡先は県防災砂防課022(211)3175。
県は、総務省が実施した二〇一三年の全国家計調査で、富山市の一世帯(二人以上)当たりの年間支出額のうち、ブリが四十二年連続で全国一位になったと発表した。一方、昆布が京都市に次いで二位となり、昆布の支出額を集計し始めた一九六〇(昭和三十五)年以来、五十三年続いた全国一の記録が途切れた。 一世帯のブリの年間支出額は九千百三十三円で、全国平均の二・七倍。一一~一三年の平均でも八千九百五十九円でトップだった。ほかにオレンジ(支出額千二百七十六円)、生シイタケ(同二千四百二十九円)などが全国一だった。
【輝け新風】かつお節 「枕崎フランス鰹節」社長 大石克彦さん56 大西洋に面するフランス西部ブルターニュ地方の港町コンカルノー。ここに今夏、フランス初のかつお節工場ができる。計画を立てたのは、全国一のかつお節生産量を誇る枕崎市の有志たちだ。 その中心を担うかつお節製造会社の社長、大石克彦さん(56)は昨年12月中旬、コンカルノーにいた。8回目の渡仏。工場の建設予定地の売買契約など準備作業の傍らで、地元紙の取材を受け、写真入りで紹介された。 「言葉は通じなくても現地の人たちは、とても興味を示してくれている。枕崎と似た港町で、水産業の大変さや魅力を知っている人も多い。ここならうまくいくと思う」と自信を見せる。 きっかけは2013年5月。枕崎のかつお節をPRするため訪れたフランスで、日本食レストランに入り、みそ汁を口にした。「だしが全く利いていない、お湯にみそを溶かしただけのものだった。こんなも
東日本大震災の被災地でジャーナリストの奥野修司さん(66)=東京都在住=が、犠牲者の霊を見た家族や知人から聞き取りを進めている。ともすれば非科学的と思われがちな面もある取材対象だが、根底には家族愛や死生観、心の癒やしにつながる深遠なテーマが潜む。(聞き手は南三陸支局・中島剛) -幽霊の取材を始めたきっかけは。 「岡部医院(名取市)の看(み)取り医療の取材で『お迎え』の重要性に気付いた。いまわの際に、亡くなった両親や親類を見る人は死に方が穏やか。その延長線で霊を見た人が被災地に多いと聞いた。『うちの患者は2割くらい見ている』と言う医師もいた。もう特殊な現象ではないと感じた」 「幽霊がいるかいないかを議論すると泥沼に入る。その人が見たという事実だけを素直に受け止めようと考えた。犠牲者と残された人の物語を、幽霊を軸に書きたい」 -どんな話があったのか。 「例えば、最愛の夫を亡くした妻の
幻の魚と言われるリュウグウノツカイが昨年暮れ、新潟市西蒲区越前浜の海岸に打ち上げられた。県内で過去見つかった中では最大級といい、市水族館「マリンピア日本海」(同市中央区西船見町)で4日まで展示されている。 マリンピア日本海展示課の野村卓之さん(50)によると、リュウグウノツカイは外洋性の深海魚。今回見つかったものは全長約3メートル84センチで、県内で記録が残る約20例の中でも最大級という。昨年12月28日、越前浜の海岸を歩いていた人が、頭部が欠けた状態で漂着したのを見つけた。 同市南区の小学3年、細河琉衣さん(9)は小1の妹、美悠さん(7)と一緒に見学して「少し怖い」。母の麻里子さん(31)は「年明けから珍しいものを見られて、今年は良いことがありそうです」と話していた。
写真はイメージ。記事と直接の関係はありません。(写真:Alberto Carrasco Casado) 刺身、海鮮なべなど、魚介類がおいしい季節。 魚は健康に良いという報告もいろいろある。食べるほど、膵臓の炎症が減るという結果が出てきた。朗報だ。 男女7万人以上のデータを分析 スウェーデンのカロリンスカ医科大学の研究グループが、栄養学の国際誌アメリカン・ジャーナル・オブ・クリニカル・ニュートリションの2015年1月号で報告した。 膵臓は食べものを消化する酵素や全身の血糖値をコントロールするホルモンなどを出す臓器。 膵炎になると、膵臓の機能に異常が起きて、場合によっては死に至ることもある。 急性膵炎については飲酒との関係が指摘されるが、原因不明の場合も多く、食事との関係についても分かっていない面もある。 研究グループは、スウェーデン人の男性4万人近くと女性3万2000人以上(いずれ
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