ボランティアのメンバーらと一緒に番台で記念撮影する笑顔の斉藤克之さんとちか子さん(中央)=宮城県気仙沼市で2017年5月6日午後6時28分、三浦研吾撮影 東日本大震災で被災し、約1年4カ月後に被災者らの憩いの場になろうと復活した宮城県気仙沼市の銭湯「亀の湯」が6日、かさ上げ工事に伴って131年の歴史に幕を下ろした。 気仙沼港前にある亀の湯は1886(明治19)年創業。三陸沖で操業する漁船員たちが通い、震災前は各船専用のおけが30~40個あった。現在は4代目の斉藤克之さん(75)と妻ちか子さん(70)が切り盛りする。 2011年3月、津波で施設2階まで浸水。ボイラーは海水につかり、浴槽は泥まみれになった。斉藤さんは… この記事は有料記事です。 残り471文字(全文705文字)