チェーン店の「うな丼」で1番おいしいのはどこなのか / 吉野家・すき家・なか卯・ほっともっとを食べ比べてみた K.ナガハシ 2018年7月17日 2018年夏、7月20日と8月1日はうなぎ屋が忙しくなる「土用の丑の日」である。近年、価格が高騰していると言われているうなぎだが、親しみやすい価格設定でグッと身近な存在にしているのが、牛丼屋などをはじめとする大手外食チェーンだ。 そこで今回は、「すき家」「吉野家」「なか卯」「ほっともっと」のうな丼（うな重）をテイクアウトして食べ比べ、どこが1番おいしいのかチェックしてみることにした。購入した商品の内容は次の通りだ！ 【購入した商品】 ・吉野家『鰻重 一枚盛』750円 （669kca） ・すき家『うな丼 並盛』790円 （679kcal） ・なか卯『うな重』850円 （693kcal） ・ほっともっと『うな重』790円 （711kcal） ※価格は

海水の代わりにしょっぱい温泉水を使ってフグを養殖する「温泉トラフグ」が、全国に広がっている。栃木県那珂川町で養殖が成功したことをきっかけに、「ご当地トラフグ」が次々と生まれている形だ。 福島県郡山市のレジャー施設「イワナの里」では、イワナの養殖池のそばに、直径４メートルほどの養殖水槽が八つ並ぶ。中ではトラフグが元気に泳いでいた。 ７年前から養殖を始めたトラフグは、「イワナの里」を営む「のんびり温泉」のレストランや旅館の目玉商品。担当の尾高剛規さん（２４）は「２千匹の稚魚を入れ、翌年から出荷できるようになる。うちの施設では夏でもフグが食べられるのが売りです」。 温泉でトラフグの養殖を最初に始めたのは、那珂川町の野口勝明さん（６１）だ。故郷の活性化につながる観光資源を考えるなか、海水にも似ている、地元のしょっぱい温泉に目をつけたことがきっかけだった。「塩化物泉で海の魚が養殖できないかと考え、タ

キタムラサキウニの産地として名高い岩手県洋野町の種市海浜公園で１５日、「たねいちウニまつり」が開かれた。１３、１４日に町内で水揚げされたウニ計約１．２トンが販売され、県内外から訪れた大勢の客が北三陸の夏の味覚を堪能した。 販売所には朝から長い列ができ、牛乳瓶に詰められた塩水ウニや殻付きウニが次々に売れていった。 殻割り体験やウニ丼づくりコーナーも盛況で、殻割りに挑戦した同県葛巻町の小学４年木戸場結夢さん（９）は「ちょっと難しいけれど、うまく殻から身をはがせた時が面白かった」と楽しそうに語った。 同県種市高（洋野町）の生徒によるヘルメット式潜水「南部もぐり」の実演も披露された。ヘルメットや潜水靴など合計約７０キロの重装備で海に潜る様子に、観客から歓声が上がった。

本州一のサンマ水揚げ量を誇る大船渡市ならではの「さんま焼き師認定試験」（市観光物産協会主催）は１４、１５の両日、同市魚市場で行われた。２０１６年の導入後２３１人の焼き師が誕生し、大船渡ファンの拡大に一役買っている。実技講習と筆記試験の２本立てで、開催４度目の今回、本場の技を身に付けようと初挑戦した。 （大船渡支局・真下舞子） 初日は夏空の下、サンマを焼く実技講習に参加した。受験者は県内外の１０２人。１１グループに分かれ、和やかな雰囲気で火おこしに着手した。 開始から１０分。周りの焼き台ではバチバチと音を立て炎が立ち始めるが、記者のグループは火がおきない。焦りを感じつつ、皆で懸命にうちわであおぐと、なんとか火がおきた。網の上に並ぶサンマを見て、ほっとした。 焼き始めて約２０分でいよいよ食べ頃に。火おこしの壁を悪戦苦闘しながら乗り越え、焼き上がったサンマの味は格別だった。 ２日目の筆記試験は、

伏木教授（左から２人目）の指導を受け、龍谷大大学院で研究する才木さん（左）、中村さん（左から３人目）、高橋さん（同４人目）（中京区で） 京都の有名料亭の主人３人が今春、龍谷大大学院農学研究科の博士課程にそろって入学した。料理人の勘や経験に頼りがちな調理法を科学的に見直し、「和食博士」として料理界に新風を吹き込みたいという。（林華代） 「一子相伝　なかむら」（中京区）６代目の中村元計（もとかず）さん（５５）、「京料理　木乃婦」（下京区）３代目の高橋拓児さん（４９）、「京料理直心房さいき」（東山区）３代目の才木充さん（５０）。レストランなどを星の数で格付けする「ミシュランガイド」で、なかむらは最高位の三つ星、木乃婦は一つ星の評価を受けている。 中村さんと高橋さんは２００９年度、「日本料理ラボラトリー」という研究会を料理人仲間らと設立し、後に才木さんも加わった。和食離れで板前を目指す若者が減り、

ジャンルや世代を超えて、名だたるシェフたちからのラブコールが相次ぎ、今やオーダー数は生産量を大幅オーバー!? これは次世代のUMAMI調味料かもしれない画期的なプロダクト。「にぼバター」って、何だ？ 文・小石原はるか 写真・菊池陽一郎、岡本 寿

宮城県気仙沼といえば遠洋漁業の基地として知られるが、そのソウルフードのひとつとして船員たちに愛されてきた安くておいしい肉料理が、気仙沼ホルモンだ。 同市内で８０年以上続く老舗精肉店、亀山精肉店が手がける「気仙沼ホルモン」も人気の品。その特徴は、生の豚の白モツ（小腸・大腸・ガツ）・赤モツ（ハツ・レバー）を味噌にんにく味に仕上げ、七輪を使ってしっかり焼き、千切りキャベツにウスターソースをかけてホルモンと一緒に食べる点にある。家庭料理としてはもちろん、バーベキューなどの野外料理にも人気で、最近では県外の飲食店でも扱われるほど。 気仙沼ホルモンの焼きタイプには、塩、味噌、辛口の３種がある。 「フライパンで焼く場合はしっかり焼いてから召し上がれ」（同店） ３５０グラム入り５４０円、５００グラム入り６８０円（税込み）。送料別（クール便）。 【問い合わせ】　気仙沼ホルモン本店（ケープロネッツ）　（電）０

日向市の細島港で岩ガキの養殖が始まって７年。２０１５年に８・８トンしかなかった生産量も、今年は４人の生産者で４倍の３５トン以上となる見込みだ。秋、冬に食べるマガキと違い、春、夏も食べられる。特に春夏の味は「クリーミーで濃厚」でマガキより大きく成長する。新ブランド「細島いわがき」として売り出し中だ。 波穏やかな港の入り口に浮かぶ養殖いかだの上で、児玉幸裕、未由紀さん夫妻（いずれも３４歳）が黙々と作業をしていた。海中からワイヤを１本引き揚げると、直径３０センチほどの塊が５、６個。塊一つに約２０個の岩ガキが付着し、それを手作業でばらしていく。小分けされた岩ガキは、かごに入れ再び海に戻し、さらに成長させる。 細島港は周囲の山々からミネラルが流れ込むため、カキの餌となる植物プランクトンが豊富だ。養殖では、そ… この記事は有料記事です。 残り768文字（全文1122文字）