サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
ノーベル賞
www.iwate-np.co.jp
JR山田線沿線自治体首長会議(座長・山本正徳宮古市長)は25日、盛岡市内で会合を開き、JR東日本、岩手県北バスが進める山田線と「106バス」の共同経営計画について意見交換した。公共交通存続に向けた計画としておおむね賛同しつつ、JR東に対しては実施中の実証実験の検証と将来にわたる鉄路の維持を要望するとした。 会議は冒頭のみ公開で、宮古、盛岡の両市長、県の担当者らが出席した。計画には同意しつつ▽共同経営移行に向けた自治体への丁寧な意見聴取▽実証実験の利用実態の十分な検証▽山田線の維持-などを求める共同メッセージをまとめた。8月の記録的大雨による山田線の被害と復旧状況なども共有した。 両社は連携を強化して独占禁止法特例法に基づく共同経営計画をまとめ、国の認可を受けた上で来年4月から5年間実施する方針。実証実験と同じく、JRの乗車券でバスにも乗ることができ、効率的な運行ダイヤに変更するなど利便性向
盛岡市夕顔瀬町のスナック「ボルドー」が今年で開店60周年を迎えた。ママの木戸幹子さん(85)は時代が移ろう中でも、変わらない温かさで客を迎え入れてきた。昭和、平成、令和と続く歩みを振り返り、「常連さんにお世話になった。本当にありがたい」と感謝を口にする。 常連客らがカウンター席に座り、杯を傾けながら木戸さんとの会話を楽しむ。店内には、お客さんが撮影した蒸気機関車や新幹線などの写真が並ぶ。 「あっという間だった」という60年。美容師時代の後輩や長女明美さん(60)との旅行も原動力となった。木戸さんは「頑張っての声に励まされた。家族の理解もあった」としみじみ語り、「来て良かったと思ってくれるのがやりがい。続けられるまでは、続けたい」と優しい笑顔を見せた。 ◇ ◇ 記事全文は、8月29日付の岩手日報本紙をご覧ください。
岩手県内は前線や湿った暖気の影響で大気の状態が不安定となり、断続的な雨に見舞われている。JR大船渡線は一ノ関-真滝駅間の線路脇ののり面崩落のため27日も全線で運転を見合わせ、復旧のめどは立っていない。夏休みシーズンに入って最初の週末は各地でイベントの中止や順延が相次ぎ、農作業への影響を懸念する声も上がる。盛岡地方気象台によると、雨は30日ごろまで続く見通しで土砂災害や河川の増水に注意を呼びかけている。 一関市滝沢の大船渡線ののり面崩落現場は27日、前日同様にブルーシートで覆われていた。JR盛岡支社によると、河川が近いことや周辺道路の道幅が狭いため復旧方法を検討中。先の見通しは立っていない。 ◇ ◇ 記事全文は、7月28日付の岩手日報本紙をご覧ください。
宮古市の花輪中(佐々木雅史校長、生徒63人)で21日、鉄道や路線バスの乗り方教室が開かれた。市が市内の全中学生に配布する「無料乗り放題」定期券の利用を促そうと、事業者と連携して企画。利用経験が少ない生徒もおり、地域に欠かせない公共交通に関心を寄せた。 定期券の交付実証事業は7月1日から3カ月間、市内中学校と宮古恵風支援学校中学部の生徒約千人を対象に行う。親の送迎が習慣化する中学生に公共交通を利用するきっかけを提供し、高校進学後の定期利用につなげたい狙いがある。若い世代の利用促進策の検討にも生かす。
2024年度がスタートした1日、開業から40年を迎えた三陸鉄道(石川義晃社長)に沿岸生まれの2人が入社した。宮古市出身の佐々木那奈さん(18)と、山田町出身の坂本優女(ゆめ)さん(18)。2人は幾度の災害を乗り越え、リアスの海岸を走る三鉄を「さらに盛り上げたい」と決意。古里振興の一翼を担う社会人として「出発進行」した。 1日朝、陽光を浴びる宮古市栄町の本社。2人は緊張した面持ちで入社式に臨んだ。先輩と共に安全運行や地域貢献を誓う「社員行動指針」を唱和し、石川社長から辞令を受け取った。 石川社長は「沿岸地域の発展の一端を担う誇りを持ち、会社の成長と、人間としての成長を一緒に目指していこう」と歓迎した。2人は午後、宮古駅で40周年記念列車の見送りに参加。今後、研修を経て同駅の駅務係として窓口や改札で業務に当たる。 ◇ ◇ 記事全文は、4月2日付の岩手日報本紙をご覧ください。
花巻市湯本の藤井千三さん(74)は、同市などを運行していた路面電車や汽車の時刻表を入手した。1915(大正4)年6月1日改正と記され、同年開通する花巻電鉄や岩手軽便鉄道などの時刻が記載。歴史を専門とする学芸調査員は「非常に興味深い資料」と受け止める。 時刻表は縦10センチ、横23・3センチで緑、赤、青、黒の活版刷り。東北本線(二戸・金田一-一関・花泉間)、岩手軽便鉄道(花巻-仙人峠間)、釜石線(大橋-鈴子間)、花巻電鉄(西公園-松原間)の駅名や発着時刻が両面に記載されている。 花巻電気株式会社が発行し、15年9月の花巻電鉄の運行開始に備えたものと推測される。同11月の岩手軽便鉄道(花巻-仙人峠間)の開通前でもあり、当時運行可能な駅名などを記載したとみられる。
岩手県は、大人の代わりに家族の世話をする「ヤングケアラー」の実態調査を初めて行った。県内の高校2年生のうち3・2%が「世話をしている家族がいる」と回答。生徒の32人に1人が該当し、クラスに1人はヤングケアラーがいる計算となる。一方で、生徒の認知度は43・1%にとどまっており、県は周知や啓発に力を入れる。 調査は9月1日~10月6日、県内全ての高校2年生1万4人(特別支援学校を除く)を対象に実施し、6559人(回答率65・6%)が答えた。 世話をしている家族が「いる」と回答したのは207人(3・2%)。世話をする対象者(複数回答)は母親が34・3%と最も高く、祖母が25・6%、父親が18・8%と続いた。 県は、ヤングケアラー相談支援事業をNPO法人もりおかユースポートに委託。専用電話(080・8201・4053)やメール(mail@y-carer.net)、公式LINEで相談を受け付ける。
全農と日清食品は、物流分野で連携する。トラックで岩手県のコメを関東の精米工場に運び、帰りは日清の商品を載せる仕組み。共同輸送は週2往復を予定し、運転手の残業規制強化で人手不足が懸念される「2024年問題」を念頭に、効率の良い輸送を目指す。 岩手県―茨城県に加え、福岡県―山口県の2経路で連携する。本県のルートは全農側が県内の保管倉庫から関東の精米工場にコメを輸送。荷台を空にしたトラックは日清の関東工場(茨城県取手市)でカップラーメンを載せ、紫波町の製品倉庫に運ぶ。 「ラウンド輸送」と呼ばれる仕組みで本県では、4月から試験的に取り組んできた。トラックの積み荷が空の区間が減り、実車率が12%高まる見込み。 ◇ ◇ 記事全文は、11月1日付の岩手日報本紙をご覧ください。
住民団体・もりおか交通まちづくりLRTフォーラムは25日、盛岡市にJR山田線の活用策を提言した。 戸舘弘幸、平野佳則の両共同代表らが市役所を訪れ、提言書を提出した。内容は▽次世代型路面電車(LRT)導入の検討と実現▽既存駅の利便性向上検討▽停車場の新設―など。 中村一郎副市長は「JRと協議する場で提言を紹介しながら、市民が移動しやすい形にできればいい」と述べた。戸舘共同代表は「利用促進の呼びかけや一過性のイベントとせず、自治体が積極的に関わって仕組みを変えることが必要だ」と訴えた。
一関市の地域活性化起業人に、人気ネットゲーム「艦隊これくしょん(艦これ)」などを手がけたゲームプロデューサー岡宮道生(みちお)さん(59)=東京都=が着任した。「一関の豊富な資源を生かし、新たな流れをつくりたい」と観光分野に知見を生かす。 岡宮さんは静岡県熱海市出身で、IT大手DMMグループのゲーム制作会社、「EXNOA(エクスノア)」の開発支援部に所属。艦これの開発責任者を務め、エンターテインメント製品の企画開発などを行うスクウェア・エニックスにもかつて在籍し、「ロマンシング サ・ガ」シリーズの企画や宣伝も担当した。ゲーム音楽などの作曲家としても活動する。 地域活性化起業人は、都市圏の企業のノウハウを地方に生かす国の人材派遣制度。一関市は外国人観光客誘客を進める中で制度の活用を検討し、同グループに相談して岡宮さんの派遣が決まった。任期は最長3年で、月10日程度、市に滞在しながら体験ツアー
岩手県議会6月定例会は7日、最終本会議を開き、2024年秋を期限として現行の健康保険証を廃止しマイナンバーカードと一体化する政府方針の見直しを求める意見書を賛成多数で可決した。全国都道府県議会議長会によると、同様の意見書を国に提出するとの報告は現時点でなく、県議会では全国初とみられる。 五日市王議長を除く44人で起立採決。希望いわて15人、いわて新政会7人、共産党3人、社民党1人の計26人が賛成し、自民党13人、いわて県民クラブ4人、公明党1人の計18人が反対した。 意見書は、関連法案可決後も個人情報に関わる問題が次々と明らかになり「十分な審議が尽くされたとは到底思えない」と指摘。世論調査で延期や撤回を求める声が7割超あるとし「国民皆保険制度の根幹を破壊する重大問題に発展しかねない」と見直しを求める。 ◇ ◇ 詳報は、7月8日付の岩手日報本紙をご覧ください。
盛岡市津志田の都南総合支所前バス停に今月上旬から、手作りの木製ベンチが置かれている。設置者は不明で市は「許可がなく、道路法違反に当たる」として撤去を求める張り紙を掲示した。地元住民の思いも「飛ばされたりすれば危ない」「誰かが善意で置いてくれたのでは」と交錯している。 ベンチは屋根付きで高さ1・6メートルと1・8メートルの2台。道路両側のバス停にあり、木製で一部に透明の波板を施し、くぎやビニールテープ、針金で固定している。 市は5日午後に住民や警察からの連絡で把握し、翌6日朝に張り紙で撤去を呼びかけた。道路法32条はベンチなどの工作物を設けて「継続して道路を使用しようとする場合、道路管理者の許可を受けなければならない」と定めている。 期限までに撤去されない場合は市が一時保管する方針。藤沢正博道路管理課長は「あまり聞いたことのないケースで驚いている。本来であれば許可が必要な物件。設置した人には
12年を経て、2千キロ先に漂着-。沖縄県宮古島市の海岸で今月半ば、陸前高田市教委の印字があるプラスチックの箱が見つかった。東日本大震災津波で流されたとみられ、陸前高田市側に今後返却となる。 箱は縦41センチ、幅56センチ、高さ27・5センチで、博物館の資料保存などに使うもの。底面にサンゴなどが付着しており、漂流中に少なくとも1年以上は南の海にあったとみられる。 19日午後、宮古島市の漁港に近い砂浜に漂着しているのを観光客男性が発見した。同市総合博物館(友利浩幸館長)が21日に回収し、陸前高田市のものと確認した。
盛岡市上厨川のJR田沢湖線の新駅・前潟駅は18日、開業した。現地でセレモニーが行われ、地元住民らが長年の悲願の達成を祝福。イオンモール盛岡に隣接し、買い物客の利便性向上や交通渋滞緩和が期待される。 関係者約30人が出席。谷藤裕明市長は「土淵地区のにぎわい拠点としてまちづくりの推進につながる」とあいさつし、JR盛岡支社の久保公人支社長は「地域課題である道路の混雑緩和に役立ちたい」と述べた。テープカットとくす玉割りで祝った。 新駅は盛岡-大釜間に位置。敷地面積は12アール、鉄骨平屋の駅舎は待合室を含め床面積410平方メートルで駅員は置かない。駅前広場には駐輪場やトイレ、車を乗降するロータリーを備える。 ◇ ◇ 記事全文は、3月19日付の岩手日報本紙をご覧ください。
JR盛岡支社(久保公人支社長)と日本航空岩手営業所(奥野俊介所長)は10日、日航の客室乗務員(CA)がSL銀河(花巻-釜石)に乗って乗客と交流する企画を始めた。 同日はともに盛岡市出身の戸川奈都子さん(41)と越田夏鈴(かりん)さん(26)が釜石行きに乗車した。出発前から花巻駅ホームで乗客と会話を楽しみ、記念撮影にも応じた。 CAは「JALふるさと応援隊」として、ゆかりの都道府県に赴き地域活性化に貢献する。SL銀河への乗車は昨年8、11月に続き3回目で、今回は北東北3県大型観光キャンペーンに合わせて行う。車内放送や感謝の気持ちを記した手書きのメッセージカードを渡すなどして交流する。
三陸鉄道(宮古市、石川義晃社長)は3、4日の1泊2日の日程で、リアス線全線を3種類の車両を乗り継いで移動する「さんてつ縦断 駅伝列車の旅」を実施した。沿岸各地の食や文化の魅力を詰め込み、参加者を楽しませた。 ツアーは八戸発着で、22人が参加した。初日は久慈駅でお座敷車両に乗り込み、宮古駅でレトロ、釜石駅でトリコロールの車両に乗り換えて大船渡・盛駅まで計163キロを移動。途中、短角牛串焼きやホタテ焼きを試食したり、宮古市の黒森神楽を観賞した。 ツアーは、第三セクターとして全国最長となる鉄路と復興道路を活用した旅行商品づくりのため、観光庁の助成を受けて企画。最終日の4日はバスで大船渡市から三陸道を北上し、水産加工場の見学や買い物をしながら八戸に戻った。
盛岡市浅岸の薬師社脇遺跡の土坑墓から出土した「ガラス小玉」が、地中海周辺地域(当時は東ローマ帝国領内)で生産された「ローマガラス」だったと推定されることが、奈良文化財研究所の分析で明らかになった。同地域の特徴的な化学組成を示し、近畿地方では多く出土しているが、東北での確認は初めて。5世紀後半に海外交易の珍しい品が現在の本県まで届いていたことをうかがわせ、貴重な研究として注目されている。 分析したのは同研究所の田村朋美主任研究員(保存科学、文化財科学)。盛岡市遺跡の学び館が所有するガラス小玉7点を蛍光エックス線分析したところ、1点が地中海周辺地域特有の鉱物「ナトロン」を原料にした可能性が高いソーダガラスと推定した。 ガラス小玉は同市本宮の市遺跡の学び館で常設展示している。 ◇ ◇ 記事全文は、7月18日付の岩手日報本紙をご覧ください。
IGRいわて銀河鉄道(盛岡市、浅沼康揮社長)は開業20周年を記念し、青い森鉄道(青森市)と共同で青森-盛岡間の直通快速列車を臨時運行する。7、9月の3連休中に合わせた計18本。この区間の快速列車の運行は初めてで、沿線の魅力を広く発信する。 快速「青森・盛岡ライナー」の運行日は▽7月16~18日▽9月17~19日▽同23~25日で、いずれも青い森鉄道の2両(定員258人)が1日1往復する。事前予約は不要。 青森-盛岡間の片道運賃は大人5590円、小学生2800円だが、同ライナー運行に合わせ、同区間の運賃が割安になる乗車券も7月8日~10月31日に限定販売する。片道は上り用と下り用(ともに大人3500円)で1日間有効。上下線で使えるフリーパス(同5500円)は2日間有効。いずれも同ライナーにも対応し、区間内で自由に乗り降りできる。 問い合わせはIGR運輸部(019・601・9983)へ。 ◇
三陸鉄道(宮古市、石川義晃社長)は、毎月最終土曜に開かれる野田村と普代村の地域イベントへの周遊を促す「ジョイフルよ市きっぷ」を初めて発売する。 三鉄の利用促進と地域外からの誘客につなげようと両村の観光協会と連携し企画。久慈-普代駅間の1日フリー乗車券、各村で利用できる500円分の商品券2枚を700円で販売する。限定210セットで、乗車券は当日のみ有効。 普代村では商店街店主らが店ごとのユニークなサービスで買い物を楽しんでもらう「ジョイフルデー」、野田村では地元の飲食店などが出店する「プチよ市」を開催している。 同きっぷは久慈、陸中野田、普代の各駅で10月までの毎月最終土曜に購入できる。問い合わせは同社旅客営業部(0193・62・7000)へ。
自衛隊岩手地方協力本部は23日、同日付で同本部所属の男性防衛事務官(52)を減給1カ月(30分の1)の懲戒処分としたと発表した。前勤務地で業務車両を使用中に自損事故を起こし、隊内修繕の規定に違反して民間で修理した。 同本部によると、男性は2020年11月19日、業務中に盛岡市内の駐車場のフェンスに衝突し、後部バンパーを故障させた。規定では自衛隊の整備部隊に車を預けることになっているが、民間で自費修理した。男性は「外部の方が早いと思った」という趣旨の話をしているという。 同本部は23日、男性の不適切な業務処理を知りながら報告を怠ったとして、当時上司だった航空幕僚監部の50代男性幹部自衛官も戒告処分にしたと公表した。同本部長の佐藤慎二1等陸佐は「二度とこのようなことが起きないよう指導を徹底する」としている。
県教委は16日、寄宿舎で入浴中の女子生徒を呼び出そうと浴室の扉をたたいたり、生徒に「おまえ性欲が強そうだな」とのセクハラ発言や「退学しろ」などの暴言を繰り返したとして、岩泉高の教諭を懲戒免職処分とした。教諭は2019年にも、生徒への暴言と体罰で懲戒処分を受けている。県教委は、不適切な言動の常習性と生徒や教職員が精神的に追い込まれている状況などから判断し、最も重い処分を決めた。 県教委によると、教諭は3月上旬、寄宿舎の舎監を担当した夜に、浴室の扉をたたいて入浴中の女子生徒を呼び出そうとした。女子生徒は応じず、翌日学校に相談。教諭は聞き取りに「日誌を渡そうとして女子生徒の部屋と浴室を間違えた」と説明した。 ◇ ◇ 記事全文は、5月17日付の岩手日報本紙をご覧ください。
陸前高田市の一般社団法人陸前高田グリーンスローモビリティ(小出浩平代表理事)は30日、時速20キロ未満で低速走行する小型電気バスの定期運行を始める。 休日は市中心部の観光拠点を巡り、平日は災害公営住宅-市内2カ所の大型スーパー間を循環。観光客と住民の新たな移動手段とし、市内周遊や市民生活の利便性向上につなげる。 ◇ ◇ 記事全文は、4月17日付の岩手日報本紙をご覧ください。
大槌町本町の三陸鉄道大槌駅に、ホヤやアワビをリアルに再現したミニフィギュアが入ったカプセル自動販売機「ガチャガチャ」が設置された。地元企業の技術を生かした新たな形で、同町の特産物を発信する。 ミニフィギュアは同町のササキプラスチック(佐々木弘樹社長)が手掛けるブランド「SASAMO(ササモ)」の商品でプラスチック樹脂製。新巻きザケ尾びれやムラサキウニ、ムール貝、イカの口などの全20種で1個千円で購入できる。 原型の企画製作から塗装まで同社が一貫して行い、東京大大気海洋研究所国際沿岸海洋研究センターが監修した。リアルさを追求し、ホヤは赤やオレンジなど7色、新巻きザケの頭は8色を重ねて手塗りしている。 ◇ ◇ 記事全文は、2月24日付の岩手日報本紙をご覧ください。
盛岡市玉山地域の各種団体は1日、IGRいわて銀河鉄道の新駅設置を目指す地元組織「IGR新駅誘致推進会」を設立した。利便性向上と地域活性化を狙い、住民一丸で誘致活動を進める。 設立総会は同市渋民の市玉山総合事務所で開かれ、自治会や商工団体など14会員で構成し、総会には11人が出席。会則や2021年度事業計画を承認した。 同地域は、住宅が立ち並ぶ渋民地区から既存の駅までが遠く、住民の利便性確保が課題。06年に同市と旧玉山村が合併した際に「IGR下田駅設置事業」が新市建設計画で位置付けられたが、実現していない。
盛岡市の土淵・前潟地区に設置されるJR田沢湖線の新駅名称が「前潟(まえがた)駅」に決まった。イオンモール盛岡に隣接する立地で、3月に駅の建設工事に着手し、2023年3月の開業を目指す。 JR盛岡支社によると、21年7月に駅名を「前潟駅」とする盛岡市からの要望を受けた。社内協議を経て、今月東北運輸局に届け出て決定した。「地域住民の愛着心の醸成と地区の知名度向上につなげたい」としている。 同駅は盛岡-大釜駅間に位置する請願駅。市が20年1月にJR東日本へ請願書を提出し、同年8月には市とJRが基本協定を結び計画を進めてきた。
「小学4年の子どもの日本脳炎予防接種で、小児科から『ワクチンの供給不足で予約を締め切った』と言われ、受けられそうにありません。背景を知りたいです」。岩手日報社の特命取材班に、矢巾町の40代女性から疑問の声が寄せられた。関係者によると、メーカーが製造を一時停止し供給不足を招いているが、12月から供給が再開する見通し。日本脳炎予防接種を巡っては、過去に全国的に差し控えていた時期もあり複雑な状況になっていることから、厚生労働省は「不明な点は各市町村に相談を」と呼び掛けている。 日本脳炎は日本脳炎ウイルスによる疾病で、蚊を介して感染。突然の高熱、頭痛、嘔吐(おうと)などで発病し、意識障害やまひといった神経系の障害を引き起こす。近年の患者数は、西日本を中心に毎年10人前後となっている。 日本脳炎ワクチンは、予防接種法に基づき、誰もが受けるべき定期接種に位置づけられている。標準的には幼児から13歳未満
三陸鉄道(本社宮古市、中村一郎社長)は21日、2021年度決算の経常損失が6億3093万円で、開業以来最大の赤字となる見通しを示した。新型コロナウイルス禍が長期化し、運賃収入が低迷。原油価格高騰も影響し、3年ぶりに当期損失を計上する見込みとなった。 盛岡市内で開いた取締役会で報告した。経常損失は当初計画から赤字幅が3133万円拡大。運賃収入が2億6049万円と伸び悩み、計画の83・1%にとどまる見通しだ。 ◇ ◇ 記事全文は、10月22日付の岩手日報本紙をご覧ください。
図書館に設置された専用端末で、通帳型の冊子に借りた本のタイトルや貸出日が印字される『読書通帳』。約10年前に教育ICTシステムやオフィス空間構築を手がける専門商社の株式会社内田洋行が山口県の市立図書館にて日本で初めて導入した。以来、他社も次々と類似商品を開発し、現在では全国で300台以上の設置が進んでいる。幼稚園や小学校での導入も増え、子どもたちの読書習慣づくりに大きく寄与しているが、当初は、個人情報保護の観点から「犯罪的システムだ」と抵抗を示す自治体もあったという。どのようにして普及していったのか、開発経緯と今後の展望とともに内田洋行に聞いた。 【画像】あなたの地域も対象? 全国各地の個性あふれる読書通帳一覧 ■子どもも持てる通帳で自我発達も? “記帳する楽しさ“から”読む楽しさ“に 「元になるシステムは、本の貸出履歴を印字する機械として、韓国のパートナー企業が先行して手掛けたもので、韓
週末を中心に運行してきた快速列車「485系ジパング」が10日、JR東北線盛岡-一ノ関駅間でラストランを迎えた。「平泉の文化遺産」の世界遺産登録を記念し2012年に走り始めた列車で、大勢のファンが別れを惜しんだ。 午前11時10分ごろ、約140人を乗せた上り列車が一ノ関駅に到着。ホームでは時の太鼓顕彰会が力強い太鼓を響かせ、鉄道ファンは熱心に車両を写真に収めた。午後0時20分すぎには、月居(つきおり)康男駅長の合図で最後の下り列車が出発し、家族連れらが手を振りながら笑顔で見送った。
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『IWATE NIPPO 岩手日報』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く