【チェンライ=吉村英輝】タイ北部チェンライ県の洞窟から救出され、入院していた地元サッカーチームの少年12人と男性コーチの計13人らについて、地元当局は18日、現地で会見する。13人は、体力が回復したと診断され、19日にも退院する予定。保健当局は、洞窟内に長期間閉じ込められた体験などから、少年らは精神面でのケアが引き続き必要だとして、数カ月は静かな環境で家族らと過ごさせる方針だ。 13人は6月23日、郊外のタムルアン洞窟に入り、行方不明となった。捜索の結果、7月2日に洞窟の中ほどで全員の無事が確認された。8日から順次、救出され、10日に最後の5人が生還を果たした。 保健当局が14日に公開したビデオでは、少年たちは救出に元気な声で感謝の気持ちを伝えた。ひとりは、退院後に「おすしが食べたいです」と話すなど、順調な回復ぶりを見せた。 一方、今回の救出活動では、タイ海軍特殊部隊の元隊員で応援に駆けつ