伊東市のいとう漁協が動画投稿サイト「ユーチューブ」を通じ、新型コロナウイルスにより外食需要が減ったサザエの販売に取り組んでいる。人気ユーチューバーがサザエを調理する動画を公開中。これまで旅館や料亭向けだった高級食材を一般消費者にもPRし、販路拡大につなげる。 販売するのは「釜サザエ」とも呼ばれる通常の4~5倍の特大サイズ。緊急事態宣言下の4~5月に価格が例年の半値以下に落ち込んだのを受け、同市出身の磯川桂一郎さん(33)が代表を務める水産物電子商取引(EC)販売「focus1(フォーカスワン)」とタイアップした。 動画はサザエを炊き込みご飯やアヒージョなどに調理する内容。殻の取り外し方も解説する。「いとう漁協 サザエ」で検索して視聴し、サイト内から購入可能。ユーチューブプロモーションを手掛けてきた磯川さんが「料理動画は食に興味のある30~40代が視聴する。この年代は高価でもいいものなら購買