【世界フィギュア】羽生「金」で3冠達成!町田は「銀」 フリーで町田を逆転、首位に立ち喜ぶ羽生 男子フリーで「火の鳥」演技する町田樹 ◆フィギュアスケート 世界選手権第3日(28日・さいたまスーパーアリーナ) 男子フリーを行い、ソチ五輪で日本男子初の金メダルに輝いたショートプログラム(SP)3位の羽生結弦(19)=ANA=は、今季初の4回転サルコウを決めるなど安定した演技で191・35点。合計282・59点で1位となり初優勝、日本人4年ぶり2人目の金メダルを獲得した。ソチ五輪5位でSP首位の町田樹(24)=関大=は「火の鳥」を熱演。自己ベスト更新となる184・05点で合計282・26点とし2位となり、日本人6人目のメダル獲得となった。 高橋大輔(28)=関大大学院=の欠場を受けて出場したSP6位の小塚崇彦(25)=トヨタ自動車=は、ジャンプにミスが目立つもロングスピンで観客を魅了し152・4
世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2014)、アイスダンス・ショートダンス(SD)。演技に臨むアンナ・カッペリーニ(Anna Cappellini)/ルカ・ラノッテ(Luca Lanotte)組(2014年3月28日撮影)。(c)AFP/KAZUHIRO NOGI 【3月28日 AFP】世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2014)は28日、さいたまスーパーアリーナ(Saitama Super Arena)でアイスダンス・ショートダンス(SD)が行われ、イタリアのアンナ・カッペリーニ(Anna Cappellini)/ルカ・ラノッテ(Luca Lanotte)組が69.70点で首位に立った。 2位には69.20点でカナダのケイトリン・ウィーバー(
生涯ベスト3の演技 フィギュアスケート世界選手権の女子シングルSPでパーフェクトな演技を披露し、SP得点78.66点(技術点42.81点、演技構成点35.85点)という、キム・ヨナ超えの世界歴代最高点をマークした浅田真央。とりわけ、プログラムの冒頭で見せた「トリプルアクセル」では、出来映えを示すGOEが1.86点という極めて高い評価を受け、2009年の国別対抗戦でマークした自己ベストの75.84点を5年ぶりに更新する大きな要因となった。 浅田自身が「今までの試合で滑ってきた中でベスト3に入る演技だった」と笑顔で振り返った渾身のパフォーマンス。「見に来ていた知り合いや、たくさんのファンの方、今まで支えてくださった方、そして自分のためにも良い演技をしようと思って滑った」と語る表情には満足感が漂っていたが、浅田の演技から強烈なインパクトを受けていたのはそれらの人々だけではなかった。 「ワァオ!」
仙台在住の5人組音楽グループ「パンダライオン」のボーカルKIMさん。彼はゆづこと羽生結弦選手(19)がファンだったグループ『Hi-Fi CAMP』の元メンバーだ。ゆづが「彼らのファンで震災後も心の支えにした」と語るのを聞いて、’12年12月の彼の誕生日にKIMさんがCDと感謝の色紙を贈ったのが出会いだった。 「届くかどうかもわからなかったけれど、結弦君に応援の曲を作りたいと思いました」と今年1月に『夢に届くキセキ』が誕生。「どうにか彼に届けたくて、知り合いを頼りにCDを届けてもらいました。そしたら結弦君が『もしよかったらLINEでやりとりしませんか?』と言ってくれたんです。1月29日五輪直前でしたね」 LINEのやりとりで交流は加速。ゆづからは『どうしてピッタリの曲が書けるのですか?泣いちゃいました』と丁寧に感想も綴られていた。 「曲の最初と最後にスケートの滑る音を効果音で入れていま
フィギュアスケートの世界選手権初日(26日、さいたまスーパーアリーナ)の男子ショートプログラム(SP)で、ソチ五輪5位のが98・21点の世界歴代3位の高得点を叩き出し首位に立った。同金メダルの羽生結弦(19=ANA)が冒頭の4回転ジャンプで転倒し91・24点で3位発進したのとは対照的に、五輪からわずか1か月で今大会にピークを持ってきた。この裏には“氷上の哲学者”らしい「瞑想部屋」での学習体験があったという。 約1万7000人の観客が総立ちで拍手を送るなか、町田はラストのキメポーズのまま、しばらく動かなかった。これまで会心の演技の際には見せてきた派手なガッツポーズも封印。「氷の上にいる間すべてを作品として届けたかったので、ガッツポーズはいらない、という判断をしました」。 プログラムを「芸術作品」としてこだわる男らしい判断だ。「町田樹史上最高傑作のプログラムを町田樹史上最高の形で披露できました
フィギュアスケートの世界選手権は26日、さいたまスーパーアリーナで開幕した。 男子ショートプログラムでは、ソチ五輪5位の町田樹(関西大学)が「ベストの結果を出すことができた」というパーフェクトの演技を披露し、自己ベスト98.21点で首位発進。ソチ五輪金メダルの羽生結弦(ANA)は冒頭の4回転で転倒し91.24点で3位スタートとなった。一方、高橋大輔(関西大学大学院)の欠場により急きょ出場となった小塚崇彦(トヨタ自動車)はシーズンベスト85.54点で6位につけた。男子フリーは28日に行われる。 以下は、町田、羽生、SP2位ハビエル・フェルナンデス(スペイン)のトップ3会見でのコメント。 ――今日の演技の出来栄えとフリーへの意気込みを聞かせてください。 町田 今日はベストの結果を出すことができて非常にうれしく思うと同時に、自分を誇りに思っています。特に観客の皆様に自分史上最高のエデンの東を見せ
フィギュア人気に暗雲?ファンを襲った高橋ショック26日に開幕したフィギュアスケート世界選手権。その裏では”異変”が起きていた。高橋大輔選手の怪我による欠場が発表された直後から、男子シングルのチケットが”投げ売り状態”になっていたのだ。日本のフィギュア人気が高橋選手によって支えられていることが、改めて明らかになると同時に、ファン心理につけこんだ高額なチケット問題が浮かびあがってくる。 3月26日からさいたまスーパーアリーナでフィギュアスケート世界選手権が行われている。 ソチ五輪で奇跡のフリーを演じ、世界を魅了した浅田真央選手をはじめ、金メダリストの羽生結弦選手など、日本人選手も多数出場とあって、楽しみにしていたファンも多いと思うが、その一方で、フィギュア人気に暗雲を感じさせる事態が起きていた。 高橋ショック きっかけは3月4日にファンを襲った「悲報」だ。高橋大輔選手が脚部の故障で欠場すること
「フィギュアスケート世界選手権・女子SP」(27日、さいたまSA) ソチ五輪のフィギュアスケート団体金メダリストであるユリア・リプニツカヤ(ロシア)はシーズン74・54点の自己ベストをマークして3位につけた。 【写真】驚異の柔軟性…“妖精”リプニツカヤが見せた華麗なスピン 冒頭、3回転ルッツ‐3回転トーループの高難度連続ジャンプを完璧に決めると、その後もノーミスの演技を披露。終盤には抜群の柔軟性で自ら「キャンドルスピン」と名付けたレイバックスピンを見せると、会場からは大きな拍手が沸いた。演技後、満場のスタンディングオベーションを受けると、普段はクールな魅力を持つ15歳も、笑顔を見せて歓声に応えた。 確かな技術と卓越した柔軟性を武器にフィギュアファンをうならせるだけでなく、歯に衣(きぬ)着せぬ強気な言動から一部ファンからは“兄貴”とも称されるリプニツカヤ。滑走前には男性からの声援が会場
2014年3月26日、フィギュアスケート世界選手権の男子ショートプログラムがさいたまスーパーアリーナで行われた。超満員となった会場で一際目立っていたのが、「ユヅリスト」と呼ばれる羽生結弦選手(19)のファンたちだ。 黄色い声が飛び交い、演技直前まで叫び続けるファンもいた。だが、テレビで演技を見守っていた人たちからは、行き過ぎた応援を問題視する声も多々あがっている。 集中高める中で響いた「ゆづ、愛してるー!」 ソチ五輪で日本フィギュア男子初の金メダリストとなった羽生選手。五輪で巻き起こった「羽生フィーバー」はおさまることなく、この日も多くのファンが詰めかけた。1万8000席分のチケットはほぼ完売し、「ユヅリスト」を含むフィギュアファンは早朝から行列をつくった。 羽生選手の出番は32人中29番目だった。リンクにあがると女性ファンらの声と拍手が会場を包み、熱を帯びた。応援バナーの掲出抽選に当たっ
フィギュアスケートの世界選手権第2日は27日、さいたまスーパーアリーナで行われた。女子ショートプログラム(SP)では、浅田真央(中京大)が約5年ぶりの自己ベスト更新でSP歴代最高得点となる78.66点で首位に立った。 今季限りでの引退を表明している鈴木明子(邦和スポーツランド)も、自己ベスト更新の71.02点で4位につけた。村上佳菜子(中京大)は60.86点で10位。 なお2位は、ソチ五輪銅メダルのカロリーナ・コストナー(イタリア)で77.24点。3位はユリア・リプニツカヤ(ロシア)で74.54点。 女子フリースケーティングは、29日の17時15分から行われる予定。 以下は、女子SP首位の浅田、2位コストナー、3位リプニツカヤの会見コメント。 ――浅田選手とリプニツカヤ選手、今日の演技の出来栄えとフリーに向けての抱負を教えてください。 浅田 今日のショートは私が今まで試合で滑ってきた中でも
真央、技術点で稼ぐ トリプルアクセルが大きな得点源に
世界選手権第2日(27日、さいたまスーパーアリーナ)女子ショートプログラム(SP)演じている途中から、自然と笑顔になった。会心の167秒を表現した真央に、観客はスタンディングオベーションで応じる。投げ込まれた花束を拾った銀盤のヒロインは、リンクを引き揚げると佐藤信夫コーチ(72)と抱き合った。 「ソチは悔しかったんだと思って滑った。自分のためにも、良い演技をしようと思った。得点は期待していた」 ショパン作曲の『ノクターン』に乗り、冒頭にトリプルアクセルを完ぺきに決めた。続く3回転フリップ、後半の3回転-2回転の連続ループも成功。キム・ヨナ(23)=韓国=がバンクーバー五輪でマークした78・50点を上回る、世界歴代最高をマーク。ソチでの悲劇から約1カ月が過ぎ、ショックを振り払うに十分な、歴史に残る舞いを披露した。
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