鈴木健さんの近著『なめらかな社会とその敵』の5刷が決まったようです。 勁草書房の歴史では、浅田彰氏の『構造と力』以来の売れ行きだそうです。 このブログでも「思想の散種」の一貫として書評を書きましたが、そろそろみなさん手にとって読まれた方も多いと思いますので、本書をより深く理解するためにオススメの本を10冊ほどあげてみました。 民主主義、メディア論、認知科学、哲学、など幅広い領域に関わる本書を理解するには、どこかの専門分野を勉強するというよりも、ある方向を目指した「思考の型」を共有しているような本を読むことが理解の鍵のような気がします。 そこで、あくまで個人的なオススメですが、以下に10冊ほど挙げてみたいと思います。 ※僕自身の関心領域である生命論・科学史あたりが中心になっています。他にも数学や経済学、あるいは政治思想の領域にも関連する書籍があると思います。それぞれの分野の方にオススメの本を