みずほフィナンシャルグループ(FG)が2015年度末までに開発する次期コンピュータシステムを富士通、日立製作所、日本IBM、NTTデータの4社に発注した。みずほFGは11年5月、傘下のみずほ銀行、みずほコーポレート銀行、みずほ信託銀行のシステムを一元化する方針を打ち出している。 みずほ銀が現在使っている勘定系システムは富士通製だが、次期のシステム開発は4社体制で進めることになった。メガバンクのシステムは大規模で、年々複雑になっている。ハードウェアの調達とアプリケーション(=プログラム)の開発を分離し、さらに預金、融資といった機能別に分割発注する。開発費は2500億円前後となる見通しだ。 勘定系システムの中核をなす流動性預金のメインフレーム(=大型コンピュータ)は日本IBM製を使う。流動性預金のアプリケーション開発は、富士通に委託する。流動性預金以外の融資と外為は日立、信託については日本IB
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