「2025年日本は崩壊する」という記事が踊っていた。もう日本と世界の危機説にはなれっこの小生も、この文字には一瞬ギクッとさせられた。というのも、日本の近代史にはある周期説があるからだ。ほとんど知られていないが、日本の動向を支配しているのかとも思えるものである。 その名は、40年周期説。出発点は明治維新。1868年明治維新を基点に分析する。 ① 第1期(1868~1905)日本勃興期 40年に3年足りないが、幕末維新の混乱を勘案すればこの期間を40年としてもいいであろう。文字通り、日本が近代国家として出発し世界に追いつけ追いつけとひたすら努力し、世界に認められるようになった期間だ。1905年、日露戦争に勝利した時、世界は日本の近代化を認め一流国家として認知した。もはや、後進国ではなかった。日露戦争勝利の美酒は、その後の経済繁栄として大正ロマンをもたらす。 ② 第2期(1906~1945)慢心