2013年05月02日03:24 カテゴリ解説コンピュータ将棋 第二回電王戦 三浦GPS戦を精一杯解説4/4 前回は、後手が桂取りに構わず、△6六金と後手陣の隙間に金を打ち込んだ手に対し おそらく入玉を見据えたと思われる▲8七玉 で、7六の銀取りを受けた右図まで解説をした。 後手は攻めていると言っても、持ち駒は歩が2枚のみ。 飛車角の働きも絶好とは言いがたい局面である。 ここからGPSがどのように攻めを繋いでいくのか、ぜひ注目して欲しい。 切れない攻め ここで後手が指した手が△8八歩、この一手が好手だった。 少し分かりにくい手かもしれないが、この手には ・▲8八同玉 には△7六金 で銀を取る狙い ・桂馬を逃げなければ△8九歩成 として桂馬を補充する狙い ・△8九歩成~△8八と と王手する事で玉を8七からどかして、△7六金 と銀を取る狙いの3つの狙いが秘められている。 この3つの狙いを全て回