仏週刊新聞「シャルリー・エブド」で12人が殺害された襲撃事件で、捜査当局は3容疑者のうち18歳の男を拘束した。主犯格の容疑者2人は武装したまま逃亡を続けており、当局は指名手配して行方を追っている。8日朝はパリで新たな銃撃事件が起き、警官1人が死亡した。 新聞社の襲撃事件は、フランスでは過去40年で最大規模のテロとみられる惨劇で、8日は服喪の日となった。街には半旗が目立ち、国内は重苦しいムードに包まれている。 襲撃は5分間の出来事だった。捜査当局などによると、7日午前11時半ごろ、小型車が事務所が入るビルのそばに止まった。カラシニコフ銃などを持つ男が玄関にいた女性らを脅し、ドアの暗証番号を押させた。 1階で1人を射殺し、3階で行われていた編集会議に押し入った。欧米メディアによると、「神は偉大なり」と叫んで銃を乱射して記者や警官ら10人を殺害。車で逃走中にも警官を射殺した。犯行は計画的で、銃の