奈良盆地を縦断する3つの古代道の一つ「中ツ道」の路面の跡が天理市で見つかったと、奈良県立橿原考古学研究所がきのう(2013年5月11日)発表しました。去年、側溝が出土していますが、中ツ道の道路面の発見は初めてとのこと。 地面をまず平らにして、その上に砂と土をまぜた「アスファルト(比喩です)」で舗装していたのだそうです。 朝日新聞では記事のほか動画を配信しています。 ちなみに去年の発掘はこちら =朝日新聞 『古代道路の謎』がスマッシュヒット中、ナイスなタイミングでの発見ですね。なお3つの街道のうちもっとも重要なのは、平城京の朱雀大路に直結する「下ツ道」です。エントリーの最後に、近江さんの昨年刊行の著書のちょい書評あります。あと「下ツ道」についてちょっと。 古代道路の謎―-奈良時代の巨大国家プロジェクト(祥伝社新書316) 近江 俊秀 祥伝社 2013-04-01 売り上げランキング : 94
![奈良で古代の幹線道「中ツ道」の路面が初出土。一方、お隣の「下ツ道」は墓と墓を結ぶ死者の道だった? - 歴史ニュースウォーカー](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/25bd8a429272033b162ca1428b77814a704075ba/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2Fe%2Femiyosiki%2F20130512%2F20130512220443.jpg)