きょう取り上げる本のプロローグには「キンドルで、あなたも著者や作家になれる」とあります。 もうすでに作家であり著者である恵美嘉樹ですが、このフレーズには惹かれるのです。これまで単著で4冊(重版は2冊)、共著や雑紙を含めると数十冊に書いているのですが、最近はとくに単著で、企画がなかなか出版まで到達しません。 編集者さんの段階ではいくつか話がまとまるのですが、出版社側の営業ふくめた会社としてのGOサインがなかなかでなくなっているわけです。これは特に歴史分野ではその傾向が強いと、聞いております。(お前の本だから売れないんだというごもっともな意見はとりあえず横におきまして) デビューしたてのころ、ある編集者さんから「一冊出したからって全然ダメだよ」といわれ、「分かってますよ。ほとんどの人が一冊で終わるのでしょ」と言いました。 すると、その人は「それは当たり前。そのさきには6冊の壁があるんだ。6冊だ