日韓、「負の連鎖」打開できず=知日派首相も進展なし 2019年10月25日07時08分 首相官邸に入る韓国の李洛淵首相(中央)=24日午前、東京・永田町 安倍晋三首相は24日、知日派で知られる韓国の李洛淵首相と会談した。日韓首相の会談は1年ぶりで、元徴用工問題をきっかけに「負の連鎖」に陥った両国関係を打開できるかが焦点だったが、具体的な進展はなかった。 文大統領から親書=安倍氏「国の約束順守を」-日韓首相、1年ぶりに会談 「国交正常化の基礎となった国際条約を一方的に破っている」。会談で、安倍氏は日本企業に韓国人元徴用工への賠償を命じた韓国最高裁判決をやり玉に挙げ、厳しい口調で韓国側を批判した。 元徴用工問題に関し、日本政府は1965年の日韓請求権協定で「解決済み」との立場。これに対し、李氏は同協定を順守する立場を伝えたものの、具体的な解決策には踏み込まなかった。 当初10分を予定していた会