あじさい文庫だより: ＜九大生体解剖事件＞「戦争は人を狂わす」最後の目撃者語る

あじさい文庫だよりでは、途上国の抱える時事問題等を題材に取り上げ、それらを問題提起することで微力ながらも支援活動に関わっていきたいと考えています。 ＜九大生体解剖事件＞「戦争は人を狂わす」最後の目撃者語る 毎日新聞 8月15日(水） 事件後に描かれたスケッチを使って当時の様子を語る東野さん 福岡市中央区草香江で、金秀蓮撮影 １９４５年５月、大分、熊本両県境に墜落したＢ２９搭乗の 米兵８人が次々と旧九州帝国大（現九州大）医学部に 運ばれ、やがて死亡した。 連合国軍総司令部（ＧＨＱ）が「類例ない野蛮さ」と表現した 「九大生体解剖事件」。医学生として立ち会った福岡市の医師、 東野利夫さん（８６）は何を目撃し、何を思ったのか。 「戦争は人を狂わせる。悲惨と愚劣しか残らない」。 ６７年後の今、東野さんは改めて平和の尊さを訴える。 東野さんは１９４５年、同大医学部に入学。約１カ月後、 配属された解剖学