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怠ける権利 または労働(苦役)からの解放
有名なマルクスの娘婿、ポール・ラファルグの著書に『怠ける権利』(Le Droit a la Paresse)という本(... 有名なマルクスの娘婿、ポール・ラファルグの著書に『怠ける権利』(Le Droit a la Paresse)という本(パンフレット)があります。 これを見て、道学者はなんとふざけたことをと言うかもしれません。いや、道学者でなくても、多くの人もそう思うかもしれません。 しかし、私は決してそうは思いません。むしろ、その通りとさえ考えます。 また歴史上多くの著名な経済学者もそのように考えてきました。ただ「怠ける権利」という言葉を使う代わりに、別の言葉を用いているにすぎません。 マルクスなら「労働からの解放」(Befreihung von Arbeit)といったでしょう。彼の時代には多くの「労働貧民」(これは私の言葉ではなく、当時の用語です)が長時間労働を強いられていました。一日、16時間労働が普通だった時代です。そんなとき、苦役からの解放は(実際に苦役をしている人にとって)いかに人間的な要求だっ
2015/06/20 リンク