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香炉の煙 稲垣足穂 (稲垣足穂の周辺) モダニズム - bellaestate’s diary
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香炉の煙 稲垣足穂 (稲垣足穂の周辺) モダニズム - bellaestate’s diary
香炉の煙 稲垣足穂 李白と七星 或る晩、李白が北斗七星をかぞへると、一つ足りなかつた。それが自分の筆... 香炉の煙 稲垣足穂 李白と七星 或る晩、李白が北斗七星をかぞへると、一つ足りなかつた。それが自分の筆入のなかに入つてゐるやうな氣がしたので、その竹筒を何回もふつてみたが、星は出なかつた。どうもをかしいと思つて、もう一度かぞへてみると、こんどは七つにきつちり合つてゐた。それで、李白は、それたぶん、雁が自分と星の間をさえ切つたせいだらうと人に語つた。 東坡と春 東坡が春の野を歩いてゐると、むかふに紅い花らしいものがあつた。何だらうとよく見るとそれは花であつた。しばらく行くと、こんどは靑い柳のやうなものが風にゆれてゐた。いぶかしみながら近づくと柳であつた。で、東坡は声をあげてうたつた。 「柳は綠、花は紅……」 すると、霞がそれを聞いてハハハと笑つた。 黄帝と珠 黄帝は一日赤水の北に遊び、崑崙の山に登つて南望して下りた。 この時、黄帝は首にかけた大切な珠を落してしまつた。宮殿に歸つた黄帝は、部下の