ビンボー留学便りのその後「LA・新米記者の奮闘日記」: 「ニッポンが買わぬなら、買わせてみようUSビーフ」そんなアメリカのゴリ押し作戦の舞台裏

「いやー、お待たせしたね。どうぞ何でも聞いてください」。 目の前に座ったカンザス州の上院議員氏はソファに深く身体を沈めると、やや疲れたような顔でそう言った。 次回の大統領選に出馬するだろう、ともっぱら噂されているバリバリ保守派のサム・ブラウンバック氏。 ピクピク動く三角形の眉毛がトレードマークで、共和党の議員の中でもその発言が抜群に「ジューシー」なことで知られる。部屋の外では、彼のインタビューを取ろうと、イギリスのBBCのクルーもさっきから待ちかまえている。 ミズーリ州の地方紙の記者である私に与えられたインタビュー時間はたった１５分。私が、彼にどうしても聞いてみたい質問はコレだった。 「多くの日本人は、アメリカの牛肉の安全性を危惧しています。あなたは日本の輸入再開を強力にプッシュしたひとりですが、アメリカ産の牛肉が安全だという根拠は何ですか？」 ミズーリ州もそうだが、カンザス州

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"君が病気じゃなければ、ノープロブレム！」" "アジアの国だから、きつく言えば絶対聞くだろうとタカをくくってるんだよ"