善悪はたったひとつの冴えてないやりかた | BARNUM STUDIO

世界を善/悪や敵/味方で塗り分けるのはよろしくないという話です。 対人関係において先方の「悪意」を汲み取ることは、あらゆる可能性を排除して最後の解釈として採られるものです(そしてそれはだいたい「悪意」にたどり着く前に「うっかり」や「気づいてなかった」等に収斂されます)。 といいますのも善悪(や美醜なども)は、実はその対象そのものではなく見るひとのまなざしに宿るものなので、基本的に「自分がそのように感じた」を「相手を変えること」で解消するものだからです。 そして実際の「悪意の発露」は、先方にとっては「善意の具現」であることが非常に多いのです。 それは、他者への強制をともなうアクションにはそれに応じた強い信念が必要であり、その最も安易な拠り所が「正義」だからです。 物心どちらかもしくは両方の貧者はその安易さゆえに先方の「悪」を面罵し自らの「正義」を称揚しがちです。 ですのでなんらかの他者へのお

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善悪はたったひとつの冴えてないやりかた