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GWの過ごし方
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鷗来堂(おうらいどう)代表取締役社長、「かもめブックス」店主。 1976年生まれ。20歳で海外放浪に出て、4年間、オセアニア、南米、欧州など10か国で旅暮らしをする。帰国後、編集プロダクション勤務を経て、2004年に校正・校閲の専門会社「鷗来堂」を東京・神楽坂で設立。14年、書店「かもめブックス」を開業。17年、シークレットブックの専門書店「ふくろう文庫」を併設したドトールコーヒーの新業態「本と珈琲 梟書茶房」をプロデュース。(写真=猪俣 博史、以下同) 猫が連れてきた縁 栁下:僕が借りた部屋は年季の入った木造アパートで、そこに引っ越した翌朝、ポストに手紙が入っていたんです。 翌朝? 栁下:ええ。引っ越し先はまだ親にも教えていないくらいで、誰も住所は知らないはずなのに何で? と開けてみたら、「猫2匹を探しています。こんな猫を見たらご連絡ください」と、書いてありました。 差出人はこの部屋の住
誠光社は2025年11月で開業10年となりました。ここに至るまでの手応えや感想はありますか? 堀部篤史さん(以下、堀部) そんなに感慨はないんですけれども、実験を続けてきた感じです。この10年を語るには、その前の恵文社一乗寺店時代を振り返る必要があります。僕はアルバイトで入って店長になるまで、計20年働いていました。 インターネットが登場する以前で、学生街の外れにミュージシャンやデザイナーなどが集う、アナーキーな店でした。経営方針がとくにあるわけでもなく、スタッフが無手勝流に発信する、混沌とした商品構成が面白かった。 ところが、フロアを増床し、店の規模を拡大するにつれ、その敷居が少しずつ下がって、本よりもお土産を求められるような観光地的な店になりつつありました。本は単価が低い上に利幅は小さい。例えば1000円の本を10冊販売する利益と、5000円のTシャツ1枚の利益が同じぐらいです。だから
新年度が始まる4月。新しいプロジェクトや環境に身を置くITエンジニアも多い季節です。技術の移り変わりが激しい世界だからこそ、その場しのぎではない「長く通用する基本」を身に付けておきたいもの。流行に左右されず、10年後も支えになる考え方や原則を学べるITエンジニアのための定番書5冊を選びました。 シリーズ累計86万部の中で最も売れている名著 1. 『プログラムはなぜ動くのか 第3版 知っておきたいプログラミングの基礎知識 』矢沢 久雄 著 今回ご紹介する累計86万部の『なぜ~』シリーズの中で最初に出版され、最も売れている名著です。 プログラムがコンピュータの中でどのように動作するのかを、誰にでも分かるように説明。「プログラムはメモリーにロードされ、中央演算処理装置(CPU)によって解釈・実行される」という仕組みを、多数の図を使って、順序立てて解説しています。 14年ぶり、待望の改訂第3版とな
ビジネス書のなかには、「何度でも読みたい」と語り継がれる本があります。時代が変わっても色褪せることなく、気づけば多くの人の共通言語になっている──そんな「定番」の本です。新しい仕事に挑むときも、壁にぶつかったときも、読み返すたびに視界を広げてくれる。ビジネスの基本をあらためて見つめ直し、思考の軸を整えてくれる。定番過ぎてもはや教養とも呼べる「何度でも読みたいビジネス書」を5冊選びました。 世界で100万部の大ベストセラー! 1. 『FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド著 賢い人ほど、世界についてとんでもない勘違いをしている──。そんな人たちがとらわれる思い込みから解放されれば、癒され、世界を正しく見るスキルが身につきます。そのスキルを手っ取り早く身に付けら
ニフティで「ココログ」を作り、はてなでCTOとして「はてなブックマーク」などを生み出す過程で、大規模データの構築、検索などの技術を体系化し、それを技術ブログで公開するなどして大規模ウェブサービスの基礎を共有化し、コミュニティを盛り上げた。現在はホテル予約サイト「一休.com」のCTO。 「自分たちとGoogleは何が違うのか?」と悩んだ 新卒で最初に入ったのはニフティでした。当時のニフティは社員500人ぐらいで、協力会社さんを入れると1,000人弱だったと思います。当時は、今と違ってIT系企業というのは別に花形産業ではなかったですから。まだアメリカでGoogleができたばかりの頃でした。ちょうど、ニフティにいたときに出張でGoogleのパロアルトの本社に行ったんですが、まだ500人ぐらいの会社でした。もちろん勢いはありましたけれど。 その後ニフティからはてなに転職したんですが、当時のはてな
【はじめに】 ChatGPTの衝撃 ── なぜ今、LLMを学ぶのか 2022年11月30日、OpenAIがChatGPTを公開した瞬間、世界は変わりました。 公開からわずか5日で100万ユーザー、2カ月で1億ユーザーを突破。Instagramが同じ規模に達するまでに2年半、TikTokでも9カ月かかったことを考えると、これがいかに異常な速度だったかがわかります。 ChatGPTの何が私たちをこれほど驚かせたのでしょうか。 それは、人間と自然に対話できるAIが、ついに実現したという事実です。過去のAIシステムは特定のタスクに特化していました。画像認識AI、翻訳AI、チェスAI──それぞれが別々のシステムでした。一方のChatGPTは、質問応答、文章生成、翻訳、コード生成、要約、創作など、あらゆるタスクを単一のモデルでこなします。まるで知識豊富な友人と会話しているかのような自然さで。 この革新
ニフティで「ココログ」を作り、はてなでCTOとして「はてなブックマーク」などを生み出す過程で、大規模データの構築、検索などの技術を体系化し、それを技術ブログで公開するなどして大規模ウェブサービスの基礎を共有化し、コミュニティを盛り上げた。現在はホテル予約サイト「一休.com」のCTO。 CTOは技術力がないといけない 読書は、その人が持っているコンテキストと合わさってその人の読書体験になっているので、「これを読むべき」というようなお薦めをすることはないです。今回は、単純に過去に僕が読んで良かった本を紹介したいと思います。「これを他の人も読むべき」と思っているものではなく、「今思えばこの本を読んでおいて良かったな」という本です。もっとビジネス書みたいなものを期待されているのかもしれませんが、あまりそういうものはなく、技術的な書籍を紹介していきます。 おそらく、CTOの肩書きを持っている人で「
内容紹介 コンピューターの要(かなめ)であるプロセッサ(CPU)の創り方をゼロから学べる入門書が登場! 基本的なCPU(3ビット・プロセッサ)をイチから創りながら、その仕組みをゼロから理解して、「コンピュータの超基本」を身につけよう! 本書は、デジタル時代に欠かせない道具となったCPUについて、その「使い方」ではなく「創り方」をゼロから説明します。目指すべきところは、CPUの動作原理を理解することです。 そこで、本書のために新しいCPUを設計しました。このCPUは動作原理を理解するためにイチから創ったものです。そのため、複雑な構造を持ちません。とてもシンプルで分かりやすいCPUです。そして、まったくブラックボックスがありません。本書ではこのCPUの設計の流れを追いながら、その動作原理について理解を深めていきます。 理解をさらに深めるには、手を動かすことも大切です。そのため、CPUを実際に製
IT業界で数多くのサービスを生み出してきた経営者・川邊健太郎さんと、ブロガーとして活動し、現在はnoteやソーシャルメディアの企業活用をサポートする徳力基彦氏が、AI時代のエンタメについて語ります。対談前編。 あのディズニーが、なぜOpenAIと手を組んだのか 川邊健太郎さん(以下、川邊):2025年12月にディズニーがOpenAIに約10億ドル(約1550億円)を出資し、提携すると発表。しかも、動画生成AI「Sora」で200以上のキャラクターを使用可能とする3年間のライセンス契約を締結した、と。このニュース、衝撃的でした。 徳力基彦さん(以下、徳力):実はこの発表のある1週間前に、私は経産省の企画でアメリカのエンタメプロデューサーの方のワークショップを受けていたんですね。その席で、「ディズニーは生成AIに自分たちのコンテンツの使用を許諾して組むようなことはやらないから、日本のコンテンツ
IT業界で数多くのサービスを生み出してきた経営者・川邊健太郎さんと、AI活用の専門家・深津貴之さんは、AI時代はAIと競うのではなく、人間にしかできないことを楽しみながら追求したほうがよいといいます。対談前編。 3年以内に、あなたの仕事に起きること 川邊健太郎さん(以下、川邊):Xはいつも拝見しているんですが、お会いするのは初めてで、今日は深津さんとAIについて話せるのを楽しみにしていました。僕はYouTubeで「 川邊の他力本願チャンネル 」というチャンネルをやっていて、AI時代における働き方や事業の作り方について話しています。一般的には、生成AIが浸透する未来では知的生産をAIが、肉体労働をロボットが代替し、人間は労働から解放されて楽になるといわれていますが、深津さんはどう見ていますか? 深津貴之さん(以下、深津):じつは短期的には逆だと思っています。2025年はAIエージェント機能が
日経BOOKプラスに掲載されている記事、本、著者を任意のキーワードで検索することができます。 ※ISBNも検索にご利用いただけます。ISBNとは出版物固有の13桁の番号で、裏表紙に記載されています。本サイトでISBNを使って書籍を検索する際は、ハイフン(-)を省略し、13桁の数字のみを半角文字で入力してください。
内容紹介 (「はじめに」より) 筆者はここ最近、AI前提の開発プロセスについて教えてほしいという要望を受けることが増え、AIを前提とした開発プロセス、すなわち「AI駆動開発」に関して多数の講演や研修を実施しています。このことが、本書を執筆する動機となりました。 本書を執筆した目的は、企業内の様々な組織において、実際にチーム開発の生産性を高めるために、AI駆動開発をどのように取り入れ、実践すべきか、その指針と具体的なノウハウを共有することにあります。 ソフトウェア開発に関わる組織には様々な段階があります。実際に特定のシステムを作る業務に携わるプロジェクトチームやプロダクトチームといったレベルもありますし、またそうしたチームの中に、さらに特定の技術スタックを担当する、より小規模なチームが設けられていることもあるでしょう。また、会社全体や事業部など大きなくくりに所属する開発組織というレベルもあり
昨今のデータで示された、子どもの「読書離れ」と「本好き」の減少。しかし、「子どもたちは本を読まなくなっている」と断じるのは早計だと、『科学的根拠が教える 子どもの「すごい読書」』の著者で、読書研究の専門家である猪原敬介さんは指摘します。それはどういうことなのでしょうか。そして昨今の傾向は子どもたちにどのような変化をもたらすのでしょうか。連載3回目は「読書格差と能力格差」です。読書離れと本好きの減少が子どもたちに引き起こしている変化を見ていきます。 「子どもたちは本を読まなくなっている」が正しくない理由 前回記事 では、「過去30年ほどのスケールで見れば、子どもはむしろ本を読むようになってきているが、直近10年で見れば、再び子どもの読書離れが起きている」ということを説明してきました。 しかし実は、これでもまだ子どもの読書活動全体を正しく捉えているとはいえません。 なぜなら、まったく本を読まな
ここ数年で「読書離れ」「活字離れ」が急速に進む子どもたち。果たしてこの傾向は、一過性のものなのでしょうか? 『科学的根拠(エビデンス)が教える 子どもの「すごい読書」』の著者で、読書研究の専門家である猪原敬介さんによると、一過性のものと楽観視できない理由があるといいます。それはなぜなのでしょうか。そして、このAI時代に、子どもたちはどのように読書と向き合うべきなのでしょうか。2回目は、「読書離れの裏側」です。今、子どもたちに何が起こっているのかを考察します。 子どもたちはどのくらい、自発的に本を読んでいるのか? 前回 、2021~2025年の5年のあいだに、小学生と中学生では明らかに「読書離れが急速に進んでいる」こと、とはいえ高校生には明確な不読率の上昇傾向にはなく、たった5年間のデータなので、たまたまそうなっただけかもしれないということをお伝えしました。 しかし、次のデータも合わせて考え
【まえがき】 本書執筆に至った問題意識 私は1999年から20年以上、戦略コンサルの業界にいた。その間に、コンサルティング市場の拡大が進み、サービスは大衆化し、正確な数字は分からないが、日本のコンサル業界は、戦略コンサルと業務コンサルを合わせると、20年前の20倍以上の規模にまでなっているのではないだろうか。 自分のキャリアの長い期間を過ごした業界が、成長を続けているのは喜ばしい限りではあるが、「競技人口」の増加とともに、提供するサービスの「質の劣化」が、憂慮すべきレベルで起こっている。 コンサルティングファームは各社とも、教育を十分にできないくらいのスピード感で、急激な規模の拡大に邁進している。OJT(On the Job Training)の名のもと、プロジェクトの実地で教育を行うのであるが、マネジャーレベルの人材が十分に育っていないため、なかなかうまく、タレントの拡大再生産ができてい
『 すぐ役に立つものは すぐ役に立たなくなる 』(プレジデント社)の筆者で、博物学者・作家の荒俣宏さんインタビュー1回目は、「何のために、何を学ぶか」。荒俣さんら団塊の世代は競争が激しかったといわれるが、大学に進学するのは2割程度で、勉強が苦手な子でも逃げ道があった。今は人生の道筋が固定化され、小さな頃から「評価」がついて回るからきついだろう。でも時代は違えど、他人の評価を気にせず好きなことをしたほうが、結局は幸福な人生を送れる、と話す。 誰の役に立つのか 日経BOOKプラス編集部(以下――) 先日の日経BOOKプラスの記事「 鹿島茂×滝田洋一 全集を買ってひたすら読む“自己強制”古典学習法 」で、仏文学者の鹿島茂さんが、「荒俣さんの『すぐ役に立つものは すぐ役に立たなくなる』という本のタイトルの通り、すぐに役立つ本は、最終的にあまり役に立ちません。すぐには役立ちそうにないけれど、もしかす
内容紹介 ネットワーク図の描き方を体系的に学べる「教科書」が登場! インターネットや企業のLANなどを構成する端末や通信機器がどのようにつながっているのかを理解しやすくする「地図」ともいえるネットワーク図(ネットワーク構成図)。設計や運用、障害対応、サイバー攻撃を受けた際の影響範囲の調査など、様々な業務に役立ちます。 本書ではネットワーク構成図の描き方と読み方、そのために必要な基礎知識などを解説します。その上で、実際のネットワーク構成図を描く事例と共に、必要な6つのステップや整理すべき要素などについて説明しています。 現場の第一線で多くのネットワーク図を描き、「ネットワーク構成図の描き方」に関する講演の経験も持つネットワークエンジニアが、入門者向けに描き方のコツを分かりやすく解説します。 ●こんな人におすすめ ・ネットワーク構成図の描き方について悩んでいる人 ・はじめてネットワーク構成図を
巨人がひしめくIT(情報技術)業界で、SHIFTはのし上がってきた。華やかなサービスがあったわけではない。最先端技術を抱えていたわけでもない。誰にも顧みられることのなかった、テスト業務という「下流の仕事」を磨き上げた。埋もれた人材に光を当て、力を最大限に引き出す人的資本経営で市場を切り開く。異形の組織は「下流」から「上流」へ、業界構造の変革を掲げ駆け上がっている。その様は、さながら革命運動。SHIFTの経営の核心に迫る。その第4回。※本連載を基にした書籍『SHIFT解剖 究極の人的資本経営』が2025年11月に発売。ここでその一部をお読みいただけます。 「彼の実力は高く顧客の信頼も得ている。最近の成長や成果に鑑みて年収は50万円アップが妥当だ」。事業部長のプレゼンに、丹下大社長が口を挟む。「彼は(働く上で)給与を重視しており、満足度が低いようだ。コミュニケーションはとれているのか」 3月7
AI本格活用期の到来に向けて、AIの便益を最大化する仕組みの実現が急がれている。オープンAIのサム・アルトマンCEOと対峙した気鋭のIT批評家が有益かつ健全なAI社会の実現に向けて書いた新刊『 AIテックを抑え込め! 健全で役立つAIを実現するために私たちがすべきこと 』(ゲイリー・マーカス著、山田美明訳)より、一部を抜粋してお届けする。第2回はなぜAIテックが「邪悪」に陥ってしまうのかを説明する。 最初の理念は素晴らしかったが…… AIテック(大手テック企業をはじめとするAI産業)はなぜ「邪悪」に陥ってしまうのか。今回はその理由を探っていこう。 2000年ごろのグーグルの非公式モットーは「邪悪になるな」だった。また、オープンAIの当初の理念(2015年)は以下のようなものだった。 金銭的利益を生み出す必要に縛られることなく、人類全体に恩恵をもたらす可能性がもっとも高い方法でデジタル知能を
孫正義は名前にもこだわりを見せる。ヤフーBB以降、コンシューマービジネスでは名前が大事だということを痛感していたからだ。 最初は「ヤフーペイ」という名前を検討していたが、当時はまだ米国ヤフーとのロイヤリティの契約があった。ロイヤリティを払うと薄利のビジネスなので、決済の時に逆ざやが生じる。だからヤフーの名前は使えないということになった。 そこから○○ペイという名称を考え始めた。アリババだと「Alipay」だし、みな○○ペイだったからである。川邊健太郎と小澤で相談し、一つに絞って持って行けば納得してくれるだろうと、 「検討した結果、これ一つになりました」 と○○ペイ案を持っていったが、それでも孫は反対した。 次は逆に、複数の候補を持って行ってその中で決めさせる作戦に出た。 「この中でいいと思うのを言ってください」 と20個ほどアイデアを持っていった。 すると孫はのっけから、 「そもそも、○○
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