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縦組みにおける英数字正立論10―現在の問題点 | 電子書籍、電子出版のCAS-UBブログ
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縦組みにおける英数字正立論10―現在の問題点 | 電子書籍、電子出版のCAS-UBブログ
しかし、英数字の方向の使い分けを全角文字正立、半角文字横倒しという方法に頼るのは問題が多くあり、... しかし、英数字の方向の使い分けを全角文字正立、半角文字横倒しという方法に頼るのは問題が多くあり、中には解決が困難な問題もあります。 第一に、著者が原稿を書くときに横組みにするか縦組みにするかを予め決めなければなりません。そして縦組みでは、文字を入力するときに文字を立てるか、寝かすかを意識して原稿を用意しなければなりません。ところが、原稿を書くツールの多くは横組みが基本になっています。例えば、横組みのテキストエディタでは、縦組みを意識して文字が立つか寝るかを想像しながら文字を入力・編集することになります。出版社の編集部ではおそらくそのようなガイドを作っているはずです。 第二に、電子書籍で読者が縦組みにするか横組みにするかを決定できるとすると、著者や編集者の意図とは異なる組方向で表示される可能性があります。 第三に、昔のような固定幅のフォントだけの時代であれば、全角文字と半角文字を見た目で容易