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南シナ海 中国が次に狙うのは : 海国防衛ジャーナル
“力の真空”を衝いた中国フィリピンはかつて、中国に領土を奪われた歴史を持ちます。 1991年、スービック... “力の真空”を衝いた中国フィリピンはかつて、中国に領土を奪われた歴史を持ちます。 1991年、スービック海軍基地とクラーク空軍基地が返還され、米軍はフィリピンから撤退しました。1995 年、フィリピンが領有権を主張していたミスチーフ礁(中国名:美済礁)に中国が建造物を構築します。米軍撤退後のフィリピンには日本の海上保安庁のような強力な警察機構もなく、もちろん海上自衛隊のような能力をもつ組織はありませんでしたから、中国の行動を抑止することも対処する実力もありませんでした。中国はそのぽっかり空いた“力の真空”を衝き、今もミスチーフ礁において施設を拡充して軍隊を駐留させ、占領を続けています(参照)。 2012年4月からは、南シナ海・中沙諸島のスカボロー礁の領有権をめぐって、フィリピンは中国と小競り合いを続けていますね。すでに死者が出る事態にまで発展しています。スカボロー礁はフィリピンが実効支配し
2014/01/19 リンク