疫学批評:ウエスト周囲径が大きいほど、総死亡率が高い。

2010年11月16日 ウエスト周囲径が大きいほど、総死亡率が高い。 米国の50歳以上の男性48,500人と女性56,343人を10年間追跡したところ、全身肥満の程度（BMI、kgの体重をmの身長で２回割った体格指数）が同じであっても、ウエスト周囲径が大きいほど総死亡率は直接的に高くなり、男性では90cm未満に対する120cm以上のリスクは2.02倍、女性では75cm未満に対する110cm以上のリスクは2.36倍だった。論文はArchives of Internal Medicine 2010年８月9/23日号に掲載された。 BMIが18.5未満のやせや60超の極度の肥満、研究開始時点より前に4.5kg以上の体重減少や11.3kg超の体重増加がある者は、分析の対象から除外した。対象者の年齢の中央値は、男性が69歳、女性が67歳だった。 男女とも、BMIが同じでも、ウエスト周囲径が増加す