今さらながら岡田斗司夫が面白い（『評価経済社会』をめぐって１）

今さらながら岡田斗司夫って面白い評論家だな、と思って、この人の本を三冊ばかり読んだのである。三冊とも面白く読んだのだが、買った本の奥付を見るとあまり増刷されていないようだ。売れていないのだろうか。 最近、僕がひいきにしている啓文堂書店渋谷店では、岡田斗司夫の新刊が目立つ場所に三冊並んで平積みになっていた（余談だが、この書店の優れているところは、人文系書籍の品揃えが貧弱で、ビジネス書ばかり充実している点である）。 その三冊とは『あなたを天才にするスマートノート』『評価経済社会』『人生の法則』だ。別々の出版社から三冊同時に似たような表紙で出すという出版企画らしい。 このうち、僕がまず手にとって読んだのは、もっとも社会評論色の強い『評価経済社会』……ではなく、いちばんビジネス書っぽくてタイトルも恥ずかしい『あなたを天才にするスマートノート』だった……。まあ、タイトルの恥ずかしさで言ったら『人生の

[amajam]

[社会][あとで読む]